Android Studio
開発元 | |
---|---|
最新版 | |
最新評価版 |
4.2 Canary 7[2] - 2020年7月30日 [±] 4.1 RC 1[3] - 2020年8月10日 [±] |
リポジトリ | |
対応OS | Microsoft Windows, macOS, Linux, ChromeOS[4] |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | 統合開発環境 |
ライセンス | Apache License 2.0 |
公式サイト | developer.android.com/ |
Android Studio(アンドロイド スタジオ)は、Googleが提供するAndroidプラットフォーム向けアプリケーションソフトウェア開発用の統合開発環境(IDE)。JetBrains社が開発したIntelliJ IDEAをベースにAndroid開発に最適化されており、ホストOSとしてMicrosoft Windows、macOS、Linux、およびChromeOS[5]に対応している。
歴史[編集]
2013年5月16日、Google I/Oカンファレンスにおいて発表され[6]、同年5月にアーリーアクセスプレビュー版がリリースされた[7]。その後、2014年6月に公開されたバージョン0.8.0からは、開発段階がベータ版へ移行した[8]。
更にその後、2014年12月8日に正式バージョン1.0.0が公開され、従来EclipseとADT (Android Development Tools) により実現されていた開発環境を、Android Studioで実現できるようになった。 2015年末をもってADTのサポートが打ち切られることが発表され[9]、Android Studio 2.2のリリースをもってADTのサポートが完全終了し[10]、Android開発環境はAndroid Studioに完全移行された。
Android Studio 4.3以降は、ベースとなるIntelliJのバージョンに基づいた番号が付けられるようになり、動物の名前にちなんだコードネームも付けられるようになった[11]。
特徴[編集]
各機能は、開発が進捗する過程で、ユーザーに順次公開されていくことが見込まれる。2014年9月現在、提供されている機能は以下の通り。
- WYSIWYGエディタを使用したリアルタイムなレンダリング。
- デベロッパーコンソールからの各種情報取得。
- ベータ版リリース機能。
- Gradleベースのビルドのサポート。
- リファクタリングとクイックフィックス。
- Lintツールによるパフォーマンス、ユーザビリティ、バージョン互換等のチェック。
- ProGuardによるソース難読化とアプリ署名。
- Android共通のデザインおよびコンポーネントを作成可能なテンプレートベースウィザード。
- 開発中のレイアウトを複数の画面サイズで表示可能。
- Android Wear対応アプリのビルドのサポート。
- Google Cloud Platformの組み込みのサポート。Google Cloud MessagingやApp Engineとの統合を可能にする[7]。
- バージョン2.2 (2016年9月) 以降でNDKをサポート。ビルドツールとしてCMakeとndk-buildをサポート[12]。
- バージョン3.0 (2017年10月) よりKotlinを標準開発言語の一つとして採用。
関連項目[編集]
- Eclipse - かつてAndroidアプリケーション開発に推奨されていた統合開発環境。EclipseにADT (Android Development Tools) というプラグインを導入することで開発環境を構築していた。
- IntelliJ IDEA
- APK (ファイル形式)
- Android Native Development Kit (NDK)
出典[編集]
- ^ https://android-developers.googleblog.com/2023/01/android-studio-electric-eel.html.
- ^ “Android Studio 4.2 Canary 7 available” (英語). Android Studio Release Updates. 2020年8月24日閲覧。
- ^ “Android Studio 4.1 RC 1 available” (英語). Android Studio Release Updates. 2020年8月24日閲覧。
- ^ 対応OSの詳細は公式サイトを参照。Download Android Studio and SDK tools | Android Developers
- ^ 実際にはChromeOSに搭載されているLinuxサブシステム(仮想環境)上で動作する。
- ^ Android Tools Project Site
- ^ a b “Android Studio” (英語). Android Developers. 2014年9月12日閲覧。
- ^ “Android Studio Beta Released” (英語). Android Tools Project Site (2014年6月27日). 2014年9月12日閲覧。
- ^ “An update on Eclipse Android Developer Tools” (英語). Android Developers. 2015年11月24日閲覧。
- ^ Android Developers Blog: Support Ended for Eclipse Android Developer Tools
- ^ 「Android Studio Arctic Fox」(2020.3.1)が正式リリース - 窓の杜
- ^ プロジェクトへの C / C++ コードの追加 | Android デベロッパー | Android Developers