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ロロノア・ゾロ

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ロロノア・ゾロ
ONE PIECE』のキャラクター
登場(最初) 原作:第1巻 第3話
アニメ:第2話
作者 尾田栄一郎
声優 中井和哉テレビアニメ版
浦和めぐみ(テレビアニメ版・幼少期)
高木渉(OVA『倒せ!海賊ギャンザック』)
舞台版俳優 坂東巳之助 (2代目)スーパー歌舞伎II ワンピース
プロフィール
別名 海賊狩りのゾロ
年齢 19歳(超新星編)
21歳(新世界編)
性別
肩書き 麦わらの一味戦闘員[注 1]
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ロロノア・ゾロ(Roronoa Zoro)は、尾田栄一郎漫画ONE PIECE』に登場する架空の人物。

プロフィール

人物

海賊麦わらの一味戦闘員[注 1]。異名は「海賊狩りのゾロ」。「最悪の世代」の一人。「東の海(イーストブルー)」のシモツキ村出身。

ルフィの最初の仲間。両手の二刀に加え、三本目の刀を口にくわえて振るう「三刀流」の剣士。世界一の剣豪を目指している。クールでストイック武士道精神の持ち主。短く刈った緑色の頭髪、左耳に3つ付けた雫型のチャームを下げた金のピアス、腹巻が特徴。左胸から右腹部にかけてミホークとの戦いで斬られた傷、両足首にリトルガーデンで拘束から逃れるために自らの足を切断しようとした際の傷があり、新世界編からは左目にも傷がある[注 3]。一人称は「おれ」。

「世界一の剣豪になる」という野望のため、ストイックに強さを求道している。船内では鍛錬を積んでいる風景が良く見られ、強敵や死線も己を高めるものとして好んで挑む。一切の甘えも妥協もない武士道精神を持ち、ミホークとの戦いでは敗れる事を悟った上で「背中の傷は剣士の恥だ」として、背後からの攻撃を、あえて振り向いて真正面から受けるなど、己の命よりも信念を貫くことを選ぶ。

強敵と勝負する際には気合を入れるため、普段は左腕に巻いている黒手拭を頭に巻く。普通とは逆に、刀を腰の右側に挿している[注 4]。また、刀を口にくわえながらでも話せる[注 5]。特訓をしていない時は場所問わず寝ていることが多く、滅多なことでも中々起きない[注 6]。サニー号に置いてある本は、武術の本や武器図鑑、高額賞金首の手配書集などである[27]

一味の中ではルフィに次ぐ主力で、戦闘時は最前線に立つことが多く、敵組織のナンバー2や剣士を相手にすることが多い。海軍や他の海賊団からは一味のナンバー2として認識されており、バルトロメオは彼のことを副船長と見なしている。自分が海賊の一員であることを自覚しており、ルフィと同じくヒーローとして扱われることは嫌がる[注 7]

ルフィを船長として立てて時に厳しく支えながらも、その決断には絶大な信頼を置いている。実際に一味が窮状となった場合は、ゾロの冷静で峻厳な姿勢が一味の引き締め役となり進む道を決定付けている。ウォーターセブン編で一時離脱したウソップが復帰を試みていることを知った際、彼を迎えに行こうとした他のメンバー達を制止し、「ウソップの方から謝らない限り、復帰を認めるべきではない」と戒め、スリラーバークでバーソロミュー・くまがルフィを始末しようとした際、一切の野望を捨てて自ら身代わりを買って出たこともある。海賊団としての大局的な状況把握も冷静に行っており、ドンキホーテファミリー撃破後のカイドウと自分達との関係性と目的についても仲間に説明を行っている[28]

基本的にはクールな皮肉屋だが、どこか抜けている所も多々ある。極度の方向音痴で、方角の概念すら理解しておらず[注 8]、仲間が目を離すとすぐにどこかへ行ってしまう。仲間からはゾロを一人で行動させることを避けられているが、本人にその自覚は一切なく、はぐれても仲間を迷子扱いにするほどである。

ミホークに満身創痍にされても自分の弱さを認める形で憎しみを抱かず、自分を死刑執行しようとしたヘルメッポを眼中にないという形で忘れるなど、よくも悪くも過去にこだわらず、根に持たない潔さをもっている。

酒好きで、一味ではナミと並ぶ酒豪。ルフィが傘下に強引に"交わされた”「子分盃」は、ゾロが全て飲んでしまっていた。軟派なサンジとは犬猿の仲で、相性の悪さからいつも喧嘩をしており、サンジからは「マリモヘッド」「クソ剣士」「迷子マリモ」などと渾名を付けられている一方、ゾロもサンジに「エロコック」「眉毛」などと言い返している[注 9]が、戦闘に関する互いの実力は認め合っており、非常時の際の呼吸は抜群に合っている。またよく単独行動をとるサンジに苦言を呈することがあるが、同時に気にかけてもいる。サンジほどではないが女性には甘いところがあり、本人も「斬りたくないものはある」とそれを認めているが、「絶対に人を噛まないと保証できる猛獣など存在するのか」と語り、他に手段がなければ斬ることも厭わないという意思を示している。

名前の由来は、実在の海賊フランシス・ロロノア(フランソワ・ロロネー)[1]。キャラクターの原型は読み切り作品『MONSTERS』の主人公・リューマで、ゾロがパンクハザード編で竜を倒した場面は『MONSTERS』でリューマが竜を倒した場面と似た構図になっている[29]

担当声優の中井和哉とウソップ役の山口勝平の対談によると、ゾロ役はスタッフの満場一致で決まったとのこと[30]

関係者

くいな
ゾロの幼馴染であり、生涯一度も勝てなかった少女剣士。ゾロより少し年上。
道場一番の実力者だったが、くいな自身は女である自分では成長に限界があり、世界一の剣豪になることはできないと悩んでいた。女である悩みをゾロに打ち明けた日、ゾロとどちらが世界一の剣豪になるか勝負と約束するが、その翌日に事故死してしまう。彼女の死は、天国にいる彼女まで名前が届くような世界一の剣豪を目指すというゾロの大きな野望のきっかけとなる。
コウシロウ
ゾロが通っていた剣道場の師匠。くいなの父。
娘の死後、形見である「和道一文字」をゾロに託した。彼の「鉄をも斬るが何も斬らない剣」という教えは、ゾロが「物の呼吸」を知るきっかけとなった。
ジュラキュール・ミホーク
王下七武海の一人。世界最強の剣士。世界中の剣士の頂点に君臨し、ゾロが最大の目標とする存在。
バラティエで初めて相見え、圧倒的な実力でゾロを下す。その際、ゾロの強い心力を感じとり、「強き者」と認めて再戦の約束を交わした。その後クライガナ島で再会し、野心を捨ててまで自分に教えを乞う姿勢を見せたゾロに2年間修業をつけた。
ヨサクとジョニー
ゾロが賞金稼ぎ時代に一時行動を共にしていた、二人組の賞金稼ぎ。
二人ともゾロを「兄貴」と呼び慕っている。バラティエ近海で再会し、ココヤシ村まで行動を共にした。
アニメ第135話のオリジナルストーリーでは、ゾロが二人と出会い慕われるようになったエピソードが描かれている。
たしぎ
海兵。くいなと瓜二つの女性剣士。
顔だけでなく女性としての立場に悩む考えもくいなと似ており、ゾロにとっては苦手な存在。出会った当初ゾロは「パクリ女」と呼んでいた。身に覚えがないたしぎからは反発され、ローグタウンで勝負に勝ったゾロがたしぎを斬らなかったこともあり、あまりいい印象を持たれていない。

来歴

過去

詳しい生い立ちは不明。幼い頃、コウシロウが師範を務める「東の海」シモツキ村の「一心道場」で剣術を習い、世界一の剣豪となることを夢見ていた[注 10]。当時から剣術の実力は高く、大人相手に勝利を収めるほどだったが、コウシロウの娘のくいなにだけは勝てなかった。

ある夜、くいなに真剣での勝負を挑み、通算2001敗目を喫するが、勝負後彼女から女としての悩みを打ち明けられ、「2人のうち、どちらかが世界一の剣豪になる」という約束を交わした。しかしその翌日、くいなは階段で転倒し亡くなってしまう。ゾロはくいなとの約束を果たすため、自分の名前が天国にいる彼女まで届くほどの「世界一の剣豪」になる野望を誓い、くいなの形見として名刀・和道一文字を譲り受ける。

やがて、大剣豪「鷹の目の男」を探すため海に出るが、故郷に戻れなくなってしまう。生活費を稼ぐため目についた賞金首を捕まえていたところ、いつの間にか「海賊狩りのゾロ」として賞金稼ぎ扱いされ、「東の海」で名を馳せるようになった[注 11]。また、この頃にバロックワークスから勧誘されるが、これを蹴り、当時のMr.7を返り討ちにした。

サバイバルの海 超新星編

東の海編
放浪の最中、シェルズタウンで少女リカを助けるため狼を斬るが、それがモーガン大佐の息子ヘルメッポの飼い狼だったために捕らえられる。ヘルメッポから、外に張り付けられた状態で飲まず食わずで1か月耐え抜いたら解放するという条件を突きつけられ、これを了承する形で海軍に捕まる。その9日後、自分の噂を聞きつけてきたルフィから仲間に誘われるも、悪党になる気はないと一旦は拒否[注 12]。実はヘルメッポは約束を守る気はなく、ゾロを処刑することを知ったルフィとコビーに救出され、ルフィとの共闘で「海軍とやりあったことで、悪党の仲間入りということになるから海賊になってやる」という理由で、ルフィの最初の仲間になり、町を支配していた海軍大佐モーガンを倒した。
シェルズタウンを出て、海をさまよっていたおりに、ルフィが大鳥に連れ去られてしまい、追いかけたゾロはオレンジの町に到着し、バギー海賊団に遭遇。ナミにより捕まっていたルフィを助けるためバギーと交戦し、剣術でバラバラにしたことで勝利したと思い込み油断した所を能力で生きていたバギーに後ろから腹部を刺され、負傷する。傷の痛みに耐え、その場にあった大砲でアジトを爆撃した混乱に乗じて辛くもルフィの救出には成功する。「剣の相手」という理由で乗り出した参謀長・カバジとの戦いではバギーから受けた傷を執拗に攻撃されるが、実力差を見せつけ圧倒した。
シロップ村では元海賊キャプテン・クロのカヤ暗殺計画を阻止するためウソップに加勢。クロネコ海賊団船番ニャーバン・兄弟と対決し、初めは刀を奪われ慣れない一刀流の戦いを強いられたが、ナミのおかげで刀を取り戻しシャムとブチを撃破。その後ジャンゴの催眠で復活したブチも再度撃破し、動けなくなったウソップを担いでジャンゴ撃破に手を貸した。
海上レストラン「バラティエ」で、首領・クリークを追い「東の海」に現れた世界最強の剣士ジュラキュール・ミホークに挑む。三刀流の攻撃を小刀で軽々と捌かれ、一太刀も浴びせることができず完敗を喫する。「背中の傷は剣士の恥」として自ら死を選ぼうとし、ミホークの一太刀を正面から受ける。それでも、ミホークから死を恐れぬ心力を評価されたことで止めは刺されず、再戦を約束される。その際ルフィに「世界最強の剣豪になる日まで二度と敗けない」と誓った。その後、姿をくらませたナミを追うため、ウソップと共に先にバラティエを離れる。
アーロンパークではアーロン一味に見つかり、ウソップとジョニーに見捨てられて、船に置き去りにされる[注 13]。アーロン一味に捕まるが、ナミに解放される。ルフィ達と合流し、ノジコからナミがアーロン一味の幹部になった経緯を知る。アーロンパークでの戦いではタコの魚人で六刀流の使い手はっちゃんと戦う。はっちゃんのペースに翻弄され、ミホークから受けた傷口が開き窮地に陥る。それでも不屈の精神で痛みに耐え、ヨサクとジョニーから刀を借りはっちゃんに勝利した。さらにサンジがルフィを救出するための時間稼ぎでアーロンと交戦した[注 14]
ローグタウンで刀を買うため立ち寄った武器屋にて、妖刀「三代鬼徹」を見つけ、運試しをして呪いに打ち勝つ。さらにその姿に心を打たれた店主のいっぽんマツから、名刀「雪走」も譲り受けた。その武器屋にて、亡きくいなに容姿が酷似している女剣士たしぎと遭遇。海軍から逃走する際対戦して勝利するものの、止めをささなかったことで彼女と口論になり、以来ゾロの苦手な相手となっている。
アラバスタ編
ウイスキーピークで、寝込みを狙っていた秘密犯罪会社「バロックワークス」の賞金稼ぎ100人を返り討ちにする。しかし、そのことでルフィから飯を食べさせてくれた恩人を斬ったというあらぬ疑いをかけられてしまう。説得するもルフィがまるで応じなかったため本気の戦いに発展し、割り込もうとしたMr.5ペアを一蹴した。リトルガーデンではサンジと狩り勝負することになり森を探索していたが、Mr.3の能力で捕らわれてしまう。捕らわれて動けない自分の足を切断して戦闘をする覚悟だったが、ルフィたちの乱入でバトンタッチした。ウソップらの活躍で解放され、ウソップに襲い掛かろうとしたMr.5を倒した。
ドラム島では、船番をしていたが、寒中水泳をしていた際、誤って上がる岸を見失い、極寒の冬島に上半身裸のままで上陸してしまう。ウソップ達と合流後、元国王ワポルの部下を蹴散らし、ドルトンを連れドラム城に向かいルフィ達と合流した。
アラバスタ上陸前、変身能力を持つMr.2への対抗策として二段構えの印を考案した。レインベースでは、クロコダイルがいるカジノ「レインディナーズ」に乗り込むも、罠にはまりルフィらと共に檻に捕らわれるが、サンジによって解放された。その際、船長命令でスモーカーを救出した。アルバーナでは、オフィサーエージェント最強の男Mr.1(ダズ・ボーネス)と対決。全身を刃物と化すMr.1の「スパスパの実」の能力に苦戦し、窮地に追い込まれるが、「呼吸」を知り辛くも勝利を収める。アラバスタの動乱終結後、「ウイスキーピーク」での百人切りと、有名な殺し屋のダズ(Mr.1)を倒した実力から6000万ベリーの賞金首となった。
空島編
空島では不法入国などの罪に問われ、ナミらと同様「神の島」にある生贄の祭壇の連行される。島を調査するためナミ・ロビンに同行し、神の島がかつて地上に存在した黄金郷であることを知った。
サバイバルではルフィたちと同じ黄金探索組で神の島に上陸するが、いきなりはぐれてしまう。シャンディアの戦士ブラハムを新しく得た力"飛ぶ斬撃"で下す。島の探索を続けるも道に迷い出発した生贄の祭壇に戻ってきてしまう。その後、自分の弁当目当てでついてきたサウスバードにバッグごと持ち去られ、上層遺跡に落とされる。うわばみに飲み込まれてしまったナミたちの救出を試み、神官オームを苦戦の末撃破した。しかし、神・エネルには「ゴロゴロの実」の能力には歯が立たず敗れた。復活後、ナミのメッセージを受け取り、「巨大豆蔓」を攻撃しルフィを援護した。
ウォーターセブン編
ロングリングロングランドでのフォクシー海賊団とのデービーバックファイトでは2回戦「グロッキーリング」に出場し、サンジと組みグロッキーモンスターズと対戦。ここではルールに従い丸腰で挑むも、度重なる反則攻撃で追い詰められたが、サンジとの息の合った連携で形勢逆転し、勝利を収めた。青キジとの戦いではヒエヒエの実の能力で左腕を凍結させられた後、ルフィの船長命令に従いサンジと共に身を引いた。
ウォーターセブンでは、船番をし寝込みを襲ってきたフランキー一家を返り討ちにする。さらに、ウソップが襲われメリー号の修理費を奪われたことで、ルフィ・サンジ・チョッパーとフランキー一家の本拠地「フランキーハウス」を壊滅させた。その翌日、ロビンの一味脱退の真相を知るべく、ルフィたちと共にガレーラカンパニー本社に乗り込む。政府の諜報機関「CP9」の一人カクと交戦するが、一瞬の隙を突かれ深手を負う。さらにルッチの攻撃で吹き飛ばされ、海へ転落。その後、迷い込んだ裏町で誤って煙突に足を滑らせはまってしまうが、チョッパーが持ってきていた三代鬼徹で煙突を破壊し、アクア・ラグナからの難を逃れる。エニエス・ロビーへ向かう線路上で、海軍大佐T・ボーンを撃破した。
エニエス・ロビーではカクとの再戦中にふとした事からそげキング(ウソップ)と海楼石の手錠で繋がってしまい窮地に陥るが、ナミがカリファから奪った鍵で手錠を外したことで解放される。戦闘では新たにキリンの能力を得たカクに苦戦するも、新必殺技「阿修羅」でカクを撃破。ロビン奪還後、海軍との戦闘において、シュウ大佐の「サビサビの実」の能力で「雪走」を破壊されてしまう。エニエス・ロビー崩壊後、懸賞金は倍額の1億2000万ベリーに上がった。ウソップが一味に戻ろうとしていた際、ルフィに決して下手に出ないよう釘を刺した。
スリラーバーク編
スリラーバークでは、ルフィたちと共に後から上陸するが、ゲッコー・モリアの能力で影を奪われる。フランキーから伝説の侍のゾンビの事を聞き、フランキーと共にサムライ・リューマと交戦中のブルックの元へ向かう。自分と同等の筋力を持つ剣豪リューマに苦戦の末勝利し、彼が使っていた名刀「秋水」を譲り受けた。その後、ルフィの影が入れられたスペシャルゾンビ・オーズやモリアと交戦し、一度は倒されるも一味総出で撃破した。さらにモリアが倒れたことで影を取り戻した。
その後に現われたバーソロミュー・くまに対し、自らが身代わりとなることでルフィを見逃すように懇願。くまはこれを聞き入れ、一味は守られた。だが、くまの能力によって、ルフィが負ったダメージや疲労を文字通り「身代わり」として引き受けたことで、瀕死の重傷を負う。
頂上戦争編
シャボンディ諸島では一人で散歩に出かけた際、天竜人チャルロス聖と遭遇し、相手が発砲してきたため切りかかろうとしたがボニーに制止された[注 15]。その後、ルフィに連れられ、オークション会場に乗り込んだ。パシフィスタとの戦闘中、くまによって与えられた痛みに苦しむも一味総出でパシフィスタを撃破。しかし、その後現れた黄猿の攻撃を受け、再び現れたくまによって、クライガナ島・シッケアール王国跡地まで飛ばされる。瀕死の状態だったが、先に同じ場所に飛ばされていたペローナに介抱される。
マリンフォード頂上戦争終結後、島に帰還したミホークと遭遇し、戦争のことを聞かされる。海への道を阻むヒューマンドリルの大群と闘う中、新聞に載っていたルフィの「16点鐘」の行動からメッセージを読み取った。そして、いずれ倒すと決めていたミホークに己のプライドを捨てて頭を下げ、剣を教わることになる。

最後の海 新世界編

2年間の修業で覇気を身につけ、ガレオン船やパシフィスタを一刀両断するほどの成長を遂げている。

魚人島編
シャボンディ諸島に1番に到着(これはペローナが同行していたためであり、方向音痴は全く直っていない)。
魚人島では、一足早く竜宮城に招かれる。一度は捕まるが自力で脱出し、ウソップたちと合流。そして、成り行きで国王ネプチューンらを拘束してしまう。直後に現れた新魚人海賊団船長ホーディ・ジョーンズと水中で対決し、深い一撃を食らわすが、息が持たず捕えられてしまう。その後、ウソップらと同様新魚人海賊団により檻に入れられしまうもルフィたちの手で解放される。ギョンコルド広場では魚人島一の剣士ヒョウゾウと対決し、格の違いを見せつけ撃破する。
パンクハザード編
パンクハザードでは、ルフィたちと同じく偵察隊として上陸し、炎の土地でドラゴンを倒した。氷の土地で他のメンバーと合流した後、ローの能力で体を分解された侍・錦えもんの胴体探しに同行。途中イエティCOOLブラザーズの奇襲にあい、崖下に落ちてしまうが事なきを得る。錦えもんの体が元に戻ると、彼の息子救出に手を貸すため、スマイリーやシノクニから逃げながら研究所に突入し、一味と再合流する。研究所内に流れ込んできたシノクニから逃れるため、研究所からの脱出を図り、ビスケットルームで自然系能力者のモネと交戦。途中で合流したたしぎにモネの相手を任せ傍観していたが、苦戦するたしぎに助太刀し覇気を纏わない攻撃にもかかわらず、身体の自由を奪うほどの恐怖をモネに与え打ち負かす。
ドレスローザ編
ドレスローザでは、工場破壊のため港町アカシアに立ち寄る。しかし、酒場でトンタッタ族のウィッカに「秋水」を盗まれてしまう。捕まえたウィッカからドンキホーテファミリーの情報を得ると、彼女を連れ花畑のリク王軍決起本部に向かう。その後、サニー号に戻る途中に錦えもんと遭遇しルフィに現状を報告するためコロシアムに向かう。コロシアム外でローがドフラミンゴに連れ去られる現場を目撃し、救出に乗り出すも海軍大将藤虎に阻まれる。コロシアムから抜け出したルフィと合流し、ロー救出のため王宮に向かう。ヴィオラの手引きで王宮に潜入し、立ちはだかったピーカと交戦する。
ウソップたちのSOP作戦成功後にルフィたちと合流、町に現れたピーカと再び交戦する。石の巨人となったピーカを倒すため、オオロンブスの協力で空に飛び上がり空中戦を挑む。ピーカのイシイシの能力のカラクリを見抜き、次々と巨像を斬り裂きピーカを追い詰め、一刀の元に沈めた。その後、町の外れへ向かい縮んでいく「鳥カゴ」を止めるため尽力した。
ドレスローザでの一件の後、懸賞金が3億2000万ベリーに上がる。手配書の写真は新世界編の姿に更新された。
ゾウ編
バルトロメオの船に乗って送ってもらい、ナミたちが待つ「ゾウ」に上陸。ミンク族のワンダに連れられて、ナミたちがいる森の砦に案内してもらい、無事に再会する。ナミやワンダたちから、ゾウが四皇カイドウの部下ジャックの襲撃を受けたこと、そしてサンジがビッグ・マムの元に連れて行かれたことを知る。今自分たちが見定めるべきなのはカイドウとの戦いであるとして、サンジを連れ戻すためビッグ・マムがいるホールケーキアイランドに行くルフィの考えには反対したが、ルフィは聞き入れなかった[注 16]。サンジ奪還に向かうルフィと一旦別れ、ローや錦えもんたちと共に、先にカイドウがいるワノ国に向かう。
ワノ国編
ワノ国では、花の都で浪人ゾロ十郎(ゾロじゅうろう)」になりすまし、反乱の意志のある者に決戦の日と集合場所を記した札を渡して回る任についていた。辻斬りの濡れ衣を着せられて奉行に捕らえられ、切腹を命じられるが、血の匂いがする奉行が犯人だと見抜き、切腹刀で斬り伏せる。このことで指名手配されてしまい、流れ着いた九里の荒野でルフィと再会。そこへ現れたホーキンスと交戦する。博羅町では食料宝船を奪い、おこぼれ町の人々に提供した。その後、ルフィやローと共におでん城跡に向かうが、いつの間にかはぐれてしまい、船に乗る[注 17]
船上で太鼓持ちのトの康と出会い、寿司代を払ってもらう。宿場で狂死郎一家の下っ端に絡まれたトの康を助けたことから、彼が住むえびす町に招かれ、住民にもてなされる。そこで僧兵の牛鬼丸に「秋水」を盗まれてしまい、鈴後のおいはぎ橋で彼と戦う。その最中、花の都から逃げてきた日和トコが現れ、彼女らを狙うオロチの刺客・鎌ぞうを倒すが、自身も深手を負い倒れてしまう。日和の手当てを受け、彼女がモモの助の妹であることを知る。
翌日、トの康(康イエ)が捕まり処刑されることを知り、飛び出したトコを追って都に向かう。羅刹町でオロチに狙われたトコを守り、オロチに攻撃するが、狂死郎に阻まれる。その後、オロチお庭番衆に襲われる日和を助け、共に都から脱出する。その翌日、「秋水」を取り戻すため鈴後に戻り、牛鬼丸を追い詰めるが逃げられる。そこで日和から提案を受け、「秋水」をワノ国に返す代わりに、彼女の父おでんが日和に託した名刀「閻魔」を貰い受ける。編笠村で飛徹から「閻魔」を受け取り、覇気を勝手に吸い取るその刀を使いこなすため修業を始める。
鬼ヶ島への討ち入りでは、ルフィを追って正面から突入する。騒ぎを起こしたことで敵に見つかり、アプーから攻撃を受ける。追撃を振り切って城に乗り込み、ルフィと共にカイドウのいる屋上を目指すが、クイーンに阻止される。ドクロドームのライブフロアでは、突如自分たちの側に寝返ったドレークを疑い衝突するが、アプーへの敵対心が一致したことで共闘を認める。クイーンがばらまいた「氷鬼」ウイルスの被害を止めるため、抗体を渡されたアプーを追う。アプーを倒すと抗体とフロアをチョッパーに託す。マルコの協力を得て屋上に到着すると、ルフィやキッド達との共闘でカイドウとビッグ・マムに挑む。新たな刀「閻魔」で対抗するも、四皇二人の合体攻撃を一人で受け止めたことで全身数十本の骨を折る重傷を負う。それでも二人を分断させるためプロメテウスを足止めし、残った最後の力でカイドウに渾身の一撃を与える。打倒カイドウをルフィに託しローと共に城内に退避。サンジに応急処置を施されチョッパーに預けられる。ミンク族の医者ミヤギに一時的に超回復する薬を投与され復活すると、大看板キングと交戦する。

和道一文字(わどういちもんじ)
大業物21工の一振り。白塗鞘太刀拵・直刃。時価は1000万ベリー以上。製作者はくいなの祖父である名工・霜月コウ三郎
親友・くいなの形見であり、くいなの死後に彼女の父コウシロウから貰い受けた。三刀流の際は、基本的にこの刀を口に咥える。一刀流の際にも多く用いられる。
三代鬼徹(さんだいきてつ)
業物の一振り。悪名高い鬼徹一派の妖刀。革包太刀拵・乱刃・五の目乱[31]。時価は100万ベリー以上[注 18]。製作者は名工・天狗山飛徹。
歴代の所有者がことごとく悲運の死を遂げたという逸話がある。石の斧を容易く切り裂く切れ味を持つ。妖刀ゆえに、ゾロは近くにあればその存在を感知できる[32]
雪走(ゆばしり)
良業物50工の一振り。黒漆太刀拵・乱刃・小丁字。
元々はローグタウンの武器商いっぽんマツの家宝だったが、ゾロの男気に惚れた彼から譲り受けた。軽量で扱い易い刀。エニエス・ロビーでの戦闘において、海軍のシュウ大佐によって修復不可能な程ボロボロに破壊される。その後もしばらくはゾロの腰にあったが、「秋水」を手に入れたことを切っ掛けにルンバー海賊団の墓の側に供養された。
秋水(しゅうすい)
大業物21工の一振り。黒刀。乱刃・大逆丁字。
雪走に比べるとかなり重いが、破壊力は非常に高い。元はワノ国でリューマの遺体と共に埋葬されていたが、何者かに盗み出されていた。スリラーバークにてリューマとの戦闘に勝利し貰い受け、雪走に替わるゾロの新たな刀となる。ワノ国で牛鬼丸によってゾロの手から奪われ、リューマの墓に返還された。
閻魔(えんま)
大業物21工の一振り。製作者は和道一文字と同じく霜月コウ三郎。
地獄の底まで切り伏せると称される、光月おでんのかつての愛刀。カイドウに唯一傷をつけた伝説の刀でもある。持ち主の流桜(覇気)を勝手に放出して必要以上に切断する妖刀に似た特性を持ち、普通の剣士では力を吸われ干からびてしまう。ワノ国では唯一おでんのみがこの刀を手懐けることができた。
おでんの死後、娘の日和に託されていたが、「秋水」をリューマの墓に戻す代償としてゾロに譲られる。カイドウによるとゾロが使用している今でもおでんの気配を感じるほどの異常な覇気を纏っており、ビッグ・マムも普通の刀ではないと指摘し本気で警戒している。
その他の刀
物語開始当初は「和道一文字」に加え、黒の拵の刀を二振り使用していた。この2本の刀はバラティエ編のミホークとの戦闘で破壊され、アーロンパーク編ではヨサクとジョニーの「菜斬り刀」を借りた。エニエス・ロビー編で「雪走」が破壊された際は、倒した海兵のものと思われる剣を使用している。
アニメオリジナルエピソードでは、賞金稼ぎ時代に長ドスを使用していた描写がある[33]

戦闘方法

基本的に三刀での技を操るが、一刀・二刀での技も多く持ち、さらには無刀によって強大な力の受け流しなども見せたことがある。生命力が極めて高く、致命傷や重傷を受けることが多いが、その都度復活している。さらに剣士でありながら徒手空拳や蹴りで敵を倒したり、素手で力自慢の相手を封じ込んだことも幾度かある。足の速さは一味の中では5番目で、作者曰く短距離の瞬発力だと上位にいくが、50m走だとコースアウトも考えられるという[14]。数々の死闘を繰り広げたことで「呼吸」を知り、アラバスタ編以降は鉄をも切断することが可能になる。エニエス・ロビーで初使用した気迫による幻像を利用する「鬼気九刀流」でさらに技のバリエーションが増えた。

新世界編からは、ガレオン船やかつては苦戦したパシフィスタをも一刀両断するほど剣の腕を挙げており、覇気も会得している。得意な色は「武装色」[34]。カイドウによるとルフィと同じく「覇王色」を持っていると指摘されるが、ゾロは身に覚えが無いと否定している。

技名は動物食品仏教用語などに由来する語呂合わせが多い。修業を終えた2年後には、それぞれの技の強化版を使用する様にもなっている。

三刀流

両手と口にくわえた三本の刀を操り戦う、ゾロのオリジナルかつ最も得意とする戦闘方法[注 19]

通常技

鬼斬り(おにぎり)
ゾロの代名詞といえる技。両腕を交差した状態から、突進して斬り付ける。「東の海編」のカバジとの戦闘で初使用。両手の刀で左右の逃げ道を、口の刀で上への逃げ道を封じる。名称の由来はおにぎり
焼鬼斬り(やきおにぎり)
刀身が燃えた状態で繰り出す「鬼斬り」。「アラバスタ編」の対Mr.5戦で初使用。斬撃と同時に炎を浴びせる事で威力が格段に増加する。名称の由来は焼きおにぎり。
艶美魔夜不眠鬼斬り(えんびまよねずおにぎり)
刀身が揺らめいて見える程の闘気を立ち上らせて繰り出す「鬼斬り」の強化版。「ウォーターセブン編」のエニエス・ロビーの戦闘で初使用。名称の由来はエビマヨネーズおにぎり[35]
煉獄鬼斬り(れんごくおにぎり)
「鬼斬り」の強化版。「魚人島編」の対ヒョウゾウ戦で初使用。
虎狩り(とらがり)
刀を背に構えた状態から、振り降ろす様に斬り付ける。「東の海編」で初使用。
極虎狩り(ウルトラがり)
「虎狩り」の強化版。「パンクハザード編」で初使用。
刀狼流し(とうろうながし)
敵の攻撃を受け流しつつ斬り付ける。「東の海編」の対はっちゃん戦で初使用。力技を主体とするゾロには珍しい「柔の剣」。
龍巻き(たつまき)
回転斬りで竜巻を発生し、広範囲を吹き飛ばす。「東の海編」で初使用。攻撃範囲が広く複数相手に有効。刀が使えない場合による素手での戦闘方法「無刀流」でも使用可能。
黒縄・大龍巻(こくじょう・おおたつまき)
より鋭さ・威力を増し、攻撃範囲が拡大した「龍巻き」の強化版。巻き起こった斬撃の旋風はしばらく消える事無く進み続ける。鉄の盾が果物の様に切れる程の強力な威力を誇る。「魚人島編」で初使用。劇場版第13作・対ダイス戦では武装色の覇気を纏った両腕による「無刀流」を使用。
牛針(うしばり)
闘牛の牛の様な構えから、突進と同時に突きを連続で繰り出す。「アラバスタ編」の対Mr.1戦で初使用。
蟹獲り(ガザミどり)
三本の刀で敵の首を狙い付け、の様に切り裂く。「アラバスタ編」の対Mr.1戦で初使用。
鴉魔狩り(カラスまがり)
宙に飛び、周囲にある対象物を瞬時に切り裂く。「ウォーターセブン編」の対フランキー一家戦で初使用。鉄の砲弾であっても物ともしない切れ味を誇る。
牛鬼 勇爪(ぎゅうき ゆうづめ)
猛牛の構えから突進し、突きを繰り出して敵を吹き飛ばす。「ウォーターセブン編」で初使用。「牛針」と似ているが、こちらは一撃に特化している。名称の由来はぎゅうぎゅう詰め[35]
二剛力斬(ニゴリザケ)
「一剛力羅(いちゴリラ)」「二剛力羅(にゴリラ)」の順で両腕に力を込め、振り被っての斬撃を繰り出す。「ウォーターセブン編」の対カク戦で初使用。劇場版第13作・対ダイス戦では二刀流で使用した。
豹琴玉(ヒョウキンダマ)
が獲物を狩る様な前傾姿勢から、回転を加えた突進で襲い掛かる。「ウォーターセブン編」の対カク戦で初使用。回転によって生まれた突風にも攻撃力が伴う。
大・仏・斬り(だいブツぎり)
塔のような大きな対象物をぶつ切りにする。「スリラーバーク編」対オーズ戦で初使用。
夜叉鴉(やしゃガラス)
口に咥えた刀の前で残りの二本を交差し、前転しながら突進する。「スリラーバーク編」の対オーズ戦で初使用。通過した跡には鳥の足跡の様な傷が残る。
青龍印 流水(せいりゅういん りゅうすい)
青い龍の気を纏い、突進して斬り付ける。劇場版第12作・対アイン戦で初使用。アインに対しては斬り付ける直前に峰打ちに切り替えた。

奥義

三・千・世・界(さん・ぜん・せ・かい)
両手の刀を風車の様に回転させながら、突進して斬り付ける。「東の海編」で初使用。対ミホーク戦で使用した際はミホークに見切られてしまい失敗に終わったが、対オーズ戦で使用した際は大ダメージを与え、対ピーカ戦では決め技として使用し、撃破した。「ドレスローザ編」で披露された前口上は「九山八海斬れぬ物なし」。
一大・三千・大千・世界(いちだい・さんぜん・だいせん・せかい)
覇気を纏い硬化させた刀で大型の敵を一刀両断する「三・千・世・界」の強化版。前口上は「九山八海一世界、千集まって"小千世界"、三乗結んで斬れぬ物なし」。「ドレスローザ編」対ピーカ戦で初使用。
六道の辻(ろくどうのつじ)
一瞬で標的を6つに斬り分ける。「魚人島編」で初使用。

二刀流

刀二本で戦う戦闘方法。ゾロが少年時代に得意としていた。

鷹波(たかなみ)
斬撃によって波状の衝撃波を発生させる。「ウイスキーピーク編」で初使用。攻撃範囲が広く複数相手に有効。アニメでは三刀流でも使用している。
犀回(サイクル)
二本の刀を逆手に持ち、の構えからの回転斬りで生み出された衝撃波で敵を吹き飛ばす。「ウォーターセブン編」の対フランキー一家戦で使用。
羅生門(らしょうもん)
両腰に一本ずつ刀を構えた居合の構えから抜刀し、対象を縦に両断する。海列車の車両を一刀両断するほどの威力。「ウォーターセブン編」で初使用。前口上は「荒廃の世の自我(エゴ)、斬り裂けり」。
弐斬り(にぎり)
二本の刀を平行に持つ構え。この構えから以下に挙げるように連続の斬撃を繰り出していく。名称の由来は寿司の握り[36]
登楼(とうろう)
二本の刀を平行に斬り上げる。「エニエス・ロビー編」の対カク戦で初使用。名称の由来はトロ[36]
応登楼(おうとうろう)
二本の刀を平行に振り下ろす。「エニエス・ロビー編」の対カク戦で初使用。名称の由来は大トロ[36]
閃(ひらめき)
二本の刀を平行にして横斬りを繰り出す。「エニエス・ロビー編」の対カク戦で初使用。名称の由来はヒラメ[36]
砂紋(さもん)
二本の刀を平行にして袈裟斬りを繰り出す。「エニエス・ロビー編」の対カク戦で初使用。名称の由来はサーモン[36]
魔熊(まぐま)
二本の刀を逆手に持って振り下ろす。「スリラーバーク編」の対リューマ戦で初使用。

一刀流

刀一本で戦う戦闘方法。抜刀速度に優れ、「呼吸」を知る事でその太刀は鉄をも両断する。ゾロ自身はシャムとの戦闘の際に「あまり得意じゃない」と語っていた。

獅子歌歌(ししソンソン)
刀一本で行う居合。対象の呼吸を知る事で高威力の斬撃を繰り出す。「アラバスタ編」の対Mr.1(ダズ・ボーネス)戦で初使用。
死・獅子歌歌(し・ししそんそん)
口にくわえた刀で相手の体勢を崩し、一刀両断する「獅子歌歌」の強化版。「パンクハザード編」で初使用。
黒刀 死・獅子歌歌(こくとう し・ししそんそん)
武装色の覇気を纏った状態で繰り出す居合。劇場版第13作・対ダイス戦で使用。
飛竜 火焔(ひりゅう かえん)
飛竜の如く上空から敵に飛び掛かり、重心を加えて斬り下ろす。摩擦熱によって切り口から発火する。「スリラーバーク編」の対リューマ戦で初使用。
厄港鳥(ヤッコウドリ)
三日月形の飛ぶ斬撃を放つ。「魚人島編」の対ホーディ戦で初使用。
大辰撼(だいしんかん)
敵に突進し、一刀両断する。放った瞬間、前方に斬撃が走る。「パンクハザード編」の対モネ戦で初使用。
馬鬼(バキ)
迫りくる敵を一刀両断する。「ドレスローザ編」の対ピーカ戦で初使用。
酔い醒まし 喝抜刀(よいざまし かつばっとう)
凄まじい勢いで相手に突っ込み、寸止めする。アニメオリジナル『ハートオブゴールド』の対ナオミ戦で使用。

煩悩鳳(ポンドほう)

常人離れした筋力で繰り出す「飛ぶ斬撃」。名称は「ポンド」に由来する[37]

三十六煩悩鳳(さんじゅうろくポンドほう)
一刀流で放つ「煩悩鳳」。「空島編」で初使用。飛ぶ斬撃の形は線状であったり扇状であったりする。前口上は「眼・耳・鼻・舌・身・意、人の六根に好・悪・平、またおのおのに浄と染、一世三十六煩悩」。
三百六十煩悩鳳(さんびゃくろくじゅっポンドほう)
「三十六煩悩鳳」の強化版。「魚人島編」で初使用。
七十二煩悩鳳(ななじゅうにポンドほう)
二刀流で放つ「煩悩鳳」。「エニエス・ロビー編」で初使用。カクの嵐脚「白雷」とほぼ互角の威力を誇る。
七百二十煩悩鳳(ななひゃくにじゅうポンドほう)
「七十二煩悩鳳」の強化版。「ワノ国編」で初使用。
百八煩悩鳳(ひゃくはちポンドほう)
三刀流で放つ「煩悩鳳」。「空島編」で初使用。後に大業物の「秋水」を手に入れてからは、放った斬撃が他の二本を巻き込み、一本の巨大な斬撃へと進化した。前口上は「一世三十六煩悩、二世七十二煩悩、三世百八煩悩」。
千八十煩悩鳳(せんはちじゅうポンドほう)
「百八煩悩鳳」の強化版。「ドレスローザ編」で初使用。

鬼気九刀流

鬼気迫る凄まじい闘気を立ち上がらせ、敵に三面六臂の鬼神・阿修羅(アシュラ)の幻像を見せる戦闘方法。

阿修羅 弌霧銀(アシュラ いちぶぎん)
「九刀流」状態で突進し、敵に全ての斬撃を叩き込む。「エニエス・ロビー編」で初使用。カクの最強の嵐脚「周断」の斬撃を一瞬で霧に変える程の強力な威力を誇る。前口上は「苦難上等、好むものなり修羅の道」。
阿修羅 魔九閃(アシュラ まきゅうせん)
「九刀流」状態で激しく回転しながら敵を斬り刻む。「シャボンディ諸島編」の対PX-4戦で初使用。
阿修羅 穿威(アシュラ うぐい)
「九刀流」状態で突進し、敵を擦れ違いざまに斬り付ける。劇場版第10作・対インディゴ戦で初使用。
阿修羅 抜剣 亡者戯(アシュラ ばっけい もうじゃのたわむれ)
覇気を纏った「九刀流」による渾身の一撃。「ワノ国編」の対カイドウ戦で初使用。攻撃を受けたカイドウによると無意識に「覇王色」を纏っており、カイドウの体に完治しないであろう大きな傷跡を付けた。

狐火流

刀から火を放ち、さらに炎を斬ることができる剣術。元は錦えもんの剣術で彼の技を見て習得した。

焔裂き(ほむらさき)
炎を斬り裂く。「ワノ国編」の対ビッグ・マム戦で初使用。
焔裂き 六道の辻(ほむらさき ろくどうのつじ)
「焔裂き」に「六道の辻」を合わせた技。炎を6つに斬り分ける。「ワノ国編」の対プロメテウス戦で初使用。

連携技

ゴムゴムの龍肩肉巻きムチシュート(ゴムゴムのたつエポールまきムチシュート)
ゴムゴムの三百煩悩攻城砲(さんびゃくポンドキャノン)
6億B・JACK POT(ろくおくベル・ジャックポット)
パイレーツドッキング6
大撃剣(だいげっけん)
対オーズ戦で使用。サンジに「空軍パワーシュート」をしてもらい、フランキーの「ヘビーヌンチャク」の片端に刀を刺して敵に攻撃する。
ニー・クラッシュ
対オーズ戦で使用。ゾロ・フランキーが同時に膝の裏に攻撃する。いわゆる膝カックン。
ジェンガ砲
ゴムゴムの悪魔風羊肉JET六百煩悩攻城砲(ゴムゴムのディアブルムートンジェットろっぴゃくポンドキャノン)

他作品への出演

CROSS EPOCH
ドラゴンボールとのコラボ漫画。ピッコロと共に旅の剣客として登場。『ONE PIECE』内と同じように方向音痴のようで、ピッコロと共に目的地へ向かうも、極寒の地で迷子になっていたところでクリチョパの列車を発見して合流している。腰の刀は『ONE PIECE』のエニエス・ロビーまで使っていた「雪走」「三代鬼徹」「和道一文字」の3本のようにみえるが詳細は不明。本作では三刀流は使わずに、「和道一文字」のような刀の一刀のもとに峰打ちだけでピラッパギー一味に止めを刺している。なお、ゾロ、ピッコロ双方とも角の生えたライオンのような動物を乗り物にしていた。
外部出演ゲーム作品

脚注

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注釈

  1. ^ a b 単行本の登場人物紹介などにおける肩書き。作中で「戦闘員」と称されたことはない。
  2. ^ ただし、71巻701話で氷を食べているシーンがあり、読者にも指摘されている[14]
  3. ^ 左目は常に閉じた状態となっているが、失明しているのかただ閉じているだけなのかは明らかになっていない。
  4. ^ 作者曰く「ゾロは右腰に重いものをつけていないと、左に傾いてしまう」から[25]
  5. ^ 作者曰く「心意気」によるもの[26]
  6. ^ ウイスキーピークへの道中、他のメンバーが荒れ狂う偉大なる航路の気候に翻弄される間一人昼寝をし、周りが起こそうとしても一切起きなかった。
  7. ^ ヒーローであることを否定した際「海賊と違いヒーローは酒を人に分け与えるから」と語っている。
  8. ^ 北へ向かえと言われて高い場所を目指すなど。
  9. ^ 原作では、82巻までの段階でゾロがサンジを名前で呼んだことは1度もない。
  10. ^ アニメでは入門するまでの経緯が描かれている。
  11. ^ ゾロ自身は、自分が賞金稼ぎと名乗った覚えはないと語っている。
  12. ^ アニメでは狼は切っておらず脅しただけだが、町民を人質にされて捕まった。またルフィと出会ったのは張り付けにされてから3週間後となっている。
  13. ^ ウソップとジョニーが慎重に作戦を考える中で、満身創痍であるにもかかわらず「すかさず切り込む」と発言した無計画性から柱に縛り付けられていた。
  14. ^ すでに満身創痍だったが、睨み殺すような目つきをしたことからアーロンに「こいつは今ここで確実に殺しておかねばならない」と危機感を抱かせた。
  15. ^ この一件により、他の超新星である、バジル・ホーキンス、スクラッチメン・アプーはゾロの才覚と資質を認めた。
  16. ^ ただし、ゾロ本人もペコムズとルフィのやり取りで、サンジの出生やビッグ・マム海賊団に同行した理由を聞いており、ルフィから「サンジのこと心配なんだろ」とからかわれている。
  17. ^ アニメでは途中までルフィたちと同行していたが、襲い掛かってきたトラと戦っている間にはぐれてしまった。
  18. ^ 鬼徹の呪いを恐れたいっぽんマツは処分も売却もできず、5万ベリーの安物刀に紛らせて置いていた。
  19. ^ 原作では三刀流を体得した経緯は描かれていない。アニメでは、二刀流でくいなに勝てなかったことから「だったら三本」という理由で三刀流になった描写がある。

出典

  1. ^ a b 第4巻SBS
  2. ^ 第15巻SBS
  3. ^ 第10巻SBS
  4. ^ a b 『ONE PIECE BLUE DEEP』
  5. ^ 第66巻SBS
  6. ^ 第82巻SBS
  7. ^ 第38巻SBS
  8. ^ 第67巻SBS
  9. ^ 第74巻SBS
  10. ^ 第45巻SBS
  11. ^ 第73巻SBS
  12. ^ 第79巻SBS
  13. ^ 第84巻SBS
  14. ^ a b 第85巻SBS
  15. ^ 第99巻SBS
  16. ^ 第20巻SBS
  17. ^ a b c 第40巻SBS
  18. ^ 第48巻SBS
  19. ^ 第60巻SBS
  20. ^ 第95巻SBS
  21. ^ 第56巻SBS
  22. ^ 第72巻SBS
  23. ^ 第76巻SBS
  24. ^ OVERALL RANKINGS”. ONE PIECE WORLD TOP100. 2021年5月7日閲覧。
  25. ^ 第25巻SBS
  26. ^ 第5巻SBS
  27. ^ 第55巻SBS
  28. ^ 第81巻143p
  29. ^ 第69巻SBS
  30. ^ 「『ONE PIECE FILM GOLD』公開記念!麦わらの一味スペシャルリレーインタビュー!第4回はゾロ役・中井和哉さんがゲストだぞ!」の巻|ウソップの、これはホントだ!”. ONE PIECE.com (2016年6月20日). 2016年6月26日閲覧。
  31. ^ 「ONE PIECE NOTE collection ワノ国版」『ONE PIECE magazine』Vol.6、集英社、2019年6月17日、 55頁。
  32. ^ 第38巻 第363話
  33. ^ アニメ第135話
  34. ^ 第71巻SBS
  35. ^ a b 第41巻SBS
  36. ^ a b c d e 第44巻SBS
  37. ^ 第31巻SBS

外部リンク