Gutenberg ハイライト

以下は、Matias Ventura が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Gutenberg Highlights」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


先日開催された WordCamp Europe で、WordPress プロジェクトリードであるマットと一緒に Gutenberg プラグインの最新の開発状況について議論し、その現在、そして今後のハイライトを紹介する動画を共有しました。

このデモ動画のナレーションは @beafialho が担当し、WordPress の編集やカスタマイズ体験を向上させるために世界中で行われている貢献者たちの素晴らしい活動を認識する良い機会となりました。ライブに参加できなかった方のために、この動画がオンラインで視聴できるようになりました。

動画で日本語または英語の字幕を表示するには、動画下部のキャプション機能をご利用ください。

また、マットは自身のブログに質問用のスレッドを開いているので、質問があればぜひそこに書き込んでみてください。

WordPress 5.8 ベータ 3

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.8 Beta 3」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.8 ベータ 3 がテストいただけるようになりました。

このソフトウェアはまだ開発中ですので、本番運用中のサイトでの利用はおすすめできません。テストサイトでの試用を検討してください。

WordPress 5.8 ベータ 3 のテストは、次の3つの方法で行うことができます。

  • WordPress Beta Tester プラグインをインストールして有効化する(「最前線」チャンネルと「ベータ / RC のみ」ストリームを選択)。
  • ベータ版(zip 形式)を直接ダウンロードする。
  • WP-CLI を使用: wp core update --version=5.8-beta3

正式リリースは、2021年7月20日を予定しています。4週間後に迫っていますので、最終リリースを可能な限り良いものにするためには、皆様からの協力が必要です。

ハイライト

ベータ 2 以降、38 件のバグが修正されました。その中のいくつかの変更点をまとめます。

  • ブロックエディター: ユニークなレスポンスのために、キャッシングをエンドポイントに移動。 (#53435)
  • 同梱テーマ: ウィジェットエリアでのブロック表示の改善。 (#53422)
  • コーディング規約: wp-admin/comment.php の HTML フォーマットに一貫性を持たせる。 (#52627)
  • エディター: メタデータファイルから登録するブロックタイプのリストにカバーブロックを含める。 (#53440)
  • メディア: 「前」「次」の添付ファイルのリンクを返す新機能を追加。 (#45708)
  • メディア: 小さい画面でのアップロードページのメディアアイテムのレイアウトを改善。 (#51754)
  • メディア: メディアが追加・削除された時に添付ファイルの総数を更新。 (#53171)
  • REST API: ウィジェットの名前と説明に含まれるシングル・ダブルクオートのエンティティをデコード。 (#53407)
  • Twenty Nineteen: エディターで全幅・幅広のブロックのマージンを更新。 (#53428)
  • ウィジェット: ウィジェットブロックエディターにエディタースタイルを追加。 (#53344)

ご協力いただけること

Make WordPress Core ブログでは、今後数週間のうちに 5.8 関連の開発者向けノートを公開し、詳細・その他変更点について詳しく説明していきますので、ぜひご覧ください。

現時点で、WordPress 5.8 では 254 件のチケットが修正されており、その中には 91 件の新機能と強化が含まれています。この後、さらにバグの修正が行われていきます。

テストをしてください!

バグのテストは、ベータ段階でリリースに磨きをかけるための重要な作業であり WordPress に貢献するための素晴らしい方法です。✨

バグを見つけた場合は、サポートフォーラムの Alpha/Beta エリアに投稿してください。情報をお待ちしています!再現可能なバグのレポートが書ける方は WordPress Trac に報告してください。こちらでは既知のバグも確認できます。

(訳注: 貢献者、Haiku セクションは、原文を参照してください。)

WordPress 5.8 ベータ 2

以下は、Jonathan Desrosiers が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.8 Beta 2」を訳したものです。

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WordPress 5.8 ベータ 2 がテストいただけるようになりました。

このソフトウェアはまだ開発中ですので、本番運用中のサイトでの利用はおすすめできません。テストサイトでの試用を検討してください。

WordPress 5.8 ベータ 2 のテストは、次の2つの方法で行うことができます。

正式リリースは、2021年7月20日を予定しています。5週間後に迫っており、最終リリースを可能な限り良いものにするためには、皆様の協力が不可欠です。

ハイライト

ベータ 1 以降、26 件のバグが修正されました。その中のいくつかの変更点をまとめます。

  • ブロックエディター: 同梱されているブロックパターンを削除し、パターンディレクトリをサポート。 (#53246)
  • ブロックエディター: コアがエディタースタイルのソースを識別できるようにタイププロパティを追加。 (#53175)
  • ビルド/テストツール: ダッシュボードのクイックドラフトセクションにいくつかのテストを追加。 (#52905)
  • ビルド/テストツール: @babel/polyfillcore-js/stable に交換。 (#52941)
  • コーディング規約: メニューの一括削除のコードを WordPress コーディング規約に沿うように更新。 (#21603)
  • 外部ライブラリ: Underscore をバージョン 1.13.1 に更新。 (#45785)
  • 一般: ブロックエディター、テンプレートモード、ウィジェット画面に関するいくつかの修正。 (#51149)
  • ログインと登録: ユーザー名が不明な場合のエラーメッセージを改善。 (#52915)
  • メディア: メディアライブラリの AJAX レスポンスデータの形を復元。 (#50105)
  • サイトヘルス: GD ライブラリがサポートしているファイル形式の一覧を表示。 (#53022)
  • Twemoji: 新バージョンに更新。 (#52852)

ご協力いただけること

Make WordPress Core ブログでは、今後数週間のうちに 5.8 関連の開発者向けノートを公開し、詳細・その他変更点について詳しく説明していきますので、ぜひご覧ください。

現時点で、WordPress 5.8 では 214 件のチケットが修正されており、その中には 87 件の新機能と強化が含まれています。この後、さらにバグの修正が行われていきます。

テストをしてください!

バグのテストは、ベータ段階でリリースに磨きをかけるための重要な作業であり WordPress に貢献するための素晴らしい方法です。✨

バグを見つけた場合は、サポートフォーラムの Alpha/Beta エリアに投稿してください。情報をお待ちしています!再現可能なバグのレポートが書ける方は WordPress Trac に報告してください。こちらでは既知のバグも確認できます。

WordPress 5.8 ベータ 1

以下は、Jeffrey Paul が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.8 Beta 1」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.8 ベータ 1 がテストいただけるようになりました。

このソフトウェアはまだ開発中ですので、本番運用中のサイトでの使用はおすすめできません。テストサイトでこの新しいバージョンを試してみることをおすすめします。

WordPress 5.8 ベータ 1 のテストは、次の2つの方法で行うことができます。

正式リリースは、2021年7月20日を予定しています。これから6週間後、このリリースを適切にテストし、可能な限り良いものにするためには、皆様の協力が不可欠です。

Make WordPress Core ブログでは、今後数週間のうちに 5.8 関連の開発者向けノートを公開し、詳細・その他変更点について詳しく説明していきますので、ぜひご覧ください。

5.8 で何が新しくなったのか? まずは、ハイライトをご紹介します。

ハイライト

パワフルなブロック

  • 「固定ページリスト」「サイトのタイトル」「ロゴ」「キャッチフレーズ」など、新しいブロックや表現力豊かなツールが登場しました。パワフルな「クエリーループ」ブロックは、投稿リストを複数の方法で表示でき、新しいブロックパターンでは、その柔軟性と創造的な可能性を活かすことができるでしょう。
  • ツールバーの親を選択するためのボタンで、ネストされたブロックの操作が容易になりました。異なるブロックタイプのボタンにカーソルを置いたり、フォーカスすると、ブロックのアウトラインが表示されるようになりました。また「選択」モードでも、ドラッグアンドドロップできるよう、ブロックのハンドルが表示されるようになりました。
  • 複雑なブロックやパターンの移動に役立つ、切り替え可能なリスト表示パネルが登場しました。
  • 再利用ブロックの作成フローが改善され、リビジョンがサポートされました。
  • 新しいデュオトーンブロックは、メディアブロックで画像効果を追加したり、サードパーティ製のブロックでもサポート可能です。カラープリセットは、テーマでカスタマイズすることもできます。

パターンの選択

ブロックの設定時にパターンの提案・選択ができるようになり、パワフルな新しいフローを提供します。また、パターンの変換も可能となり、ブロックやブロックの集まりを異なるパターンに変換することもできます。

新しいパターンのコレクションと、WordPress.org で公開予定のパターンディレクトリとの初期統合も含まれます。

ツールの改善

  • 新しいテンプレートエディターでは、ブロックを使ってページに新しいカスタムテンプレートを作成できます。
  • テーマから theme.json ファイルを使用してスタイリングの制御・設定を行えるようになりました。これには、レイアウト設定、ブロックサポート、カラーパレットなどが含まれます。
  • 更なるカラー、タイポグラフィ、余白のオプション、カバー背景のドラッグアンドドロップ、ブロック変換オプション、ファイルブロック内での PDF の埋め込みなど、新しいデザインツールや既存ブロックの強化が行われました。
  • エディターのレンダリング方法が改善され、フロントエンドに近い形で表示されるようになりました。

Internet Explorer 11

今年で WordPress における Internet Explorer 11 のサポートは終了となります。今回のリリースでは、変更点の多くがマージされていますので、ベータ、RC の期間にテストを行ってください!

ウィジェットエリアでのブロック

  • 新しいウィジェット画面とカスタマイザーを使って、テーマのウィジェットエリアで任意のブロックを使用できるようになりました。
  • 既存のサードパーティ製ウィジェットは、レガシーウィジェットブロックを介して引き続き動作します。
  • まだ完全に切り替える準備ができていませんか?移行を容易にするために、ユーザーは Classic Widgets プラグインを利用できます。また、テーマからは remove_theme_support( 'widgets-block-editor' ) を呼び出すことができます。

変更点が見つかりませんか?この後に改善点の続きがありますのでご覧ください。

ご協力いただけること

テストをしてください!

バグのテストは、ベータ段階でリリースに磨きをかけるための重要な作業であり WordPress に貢献するための素晴らしい方法です。

バグを見つけた場合は、サポートフォーラムの Alpha/Beta エリアに投稿してください。情報をお待ちしています!再現可能なバグのレポートが書ける方は WordPress Trac に報告してください。こちらでは既知のバグも確認できます。

ご参加ありがとうございます。楽しいテストを!

本リリースでの改善点

  • 再利用ブロック、カバーブロック、テーブルブロック、リストビュー、Rich text プレースホルダー、テンプレート編集モード、ブロック挿入ツール、トップツールバーの改善
  • クエリーループブロックでは、クエリー/フィルターを使用して、テンプレートに基づいた柔軟な投稿リストを作成できます。パターンとの併用が最適です。
  • エディターとフロントエンド間の同等性の改善、ブロックツールバー構成の標準化
  • カスタマイザー内でのブロックウィジェット
  • グローバルスタイル、グローバル設定 API の導入。theme.json ファイルを使用して、エディターの設定や利用可能なカスタマイズツール、スタイルブロックを制御します。テンプレートエディターを iframe 内で開くことで、より正確にフロントエンドを再現します。
  • メディアやテキストをカラムに変換する機能
  • ファイルブロックから PDF を埋め込む機能
  • ソーシャルリンクとボタンの余白オプション、スペーサーブロックの幅調整
  • Twemoji がバージョン 13.1 にアップデートされ、たくさんの新しい Emoji が追加されました。
  • エディターのパフォーマンス向上
  • 後続の空の段落からライティングプロンプトを隠す
  • より分かりやすいパブリッシング UI
  • 縮小サイズ画像のデフォルトフォーマットを設定する機能を追加し、WebP にも対応しました。
  • widgets.php と customize.php にウィジェットブロックエディターを追加
  • デフォルトテーマにブロックパターンを追加
  • プラグインディレクトリ以外で管理されているプラグインを WordPress.org 管理外としてマークする機能の追加
  • 再利用ブロックカスタム投稿タイプでリビジョン機能を有効化
  • ページ上に存在するブロックのスクリプトやスタイルのアセットのみをキューに追加
  • 既存のフィルターを廃止し、代わりにコンテキストを考慮したフィルターを導入することで、ブロックエディターの設定を抽象化
  • 新しいサイドバー、ウィジェット、widget-types REST API エンドポイント
  • REST API で投稿をクエリーする際に、タームの関係を変更できるようになりました。
  • サイトヘルスがカスタムサブメニュー、カスタムページに対応しました。
  • 利用可能なテーマアップデートの数を管理メニューに表示
  • キャッシュされた get_pages() の呼び出しを高速化
  • Underscore を 1.8.3 から 1.9.1 にアップデート

Gutenberg リリースのすべての機能詳細については 10.010.110.210.310.410.510.610.7 の記事をご覧ください。これらの変更に加えて WordPress 5.8 では、88の新機能と強化を含む215のチケットが修正されており、この後、さらにバグの修正が行われていきます。

国内30回目の公式カンファレンス、WordCamp Japan 2021が開かれます

WordCamp は、2008年東京での開催以来、国内だけでもこれまでに29回行われてきた WordPress の公式カンファレンスです。すべてコミュニティによる運営で、登壇者や当日スタッフも含めて全員がボランティアとして協力しており、運営資金は主にスポンサー各社からの協賛金によって成り立っています。

その WordCamp が30回目を迎えるにあたって、国単位の規模、そして1週間という期間という初の形態でWordCamp Japan 2021」オンラインイベントが6月20日(土)から26日(日)に開催されます。

WordCamp Japan 2021 オンライン発表会(4月28日)の収録動画

どこからでも無料で参加可能

今回の WordCamp の大きな特徴は、オンラインで7日間開催という点です。お好きな時間に、お好きな場所から、より多くの方にご参加いただけるようにスケジュールを工夫しています。

どなたでも完全に無料でご参加いただけますが、交流会・懇親会やジョブボード、スポンサーブースなどイベント内のすべてのコンテンツにアクセスするにはチケット登録が必要です。

2日間のセッションデイズ

イベントの最初と最後の日は「セッションデイズ」として、ライブセッションと録画セッションの配信を行います。

セッションのラインアップは、ブロックエディターの使いこなし方サイト運用といった幅広いユーザーの方が気になるトピックから、ノーコード解析多言語プラグインECサイトマーケティングといったピンポイントなトピックまで、さまざまな分野で WordPress を使っている方が今知りたい内容を取り揃えたものとなっています。

また、テーマ・プラグイン開発者によるブロックエディターを使ったサイト開発やカスタムフィールドを考えるセッションや、WordPress デベロッパーリレーション担当者によるフルサイト編集の最新情報セッション(日本語字幕付き)といった WordPress のこれからを知ることができるコンテンツも用意されています。

5日間のコントリビューターデイズ

過去のオフライン WordCamp では、1日に同時並行で WordPress オープンソースプロジェクトのさまざまなチームにコントリビュート(貢献・参加)ができるテーブルが用意されていました。今回は会場がオンラインという特徴を最大限に活かし、5日間にわたって毎日少しずつ参加できる「コントリビューターデイズ」という試みを行います。

どんなものなのか少しだけ覗いてみたい、という方もお気軽にご参加ください(個別に Zoom 参加リンクをお送りするため、WordCamp Japan のチケットに加えて connpass での登録が必要になります)。

当日ボランティア募集中

今からでも運営を手伝いたい!という方も歓迎です。ライブセッションに字幕をつけたり、交流スペースでの当日ボランティアを募集していますので、こちらからお申し込みください。数時間程度、1日のみのお手伝いでもOKです。


WordPress の今、そしてこれからを知ることができるイベント WordCamp Japan 2021への皆さんのご参加をお待ちしています。

WordPress が18歳になりました

WordPress がリリースされてから今日で18周年を迎えました。親しみを込めてこの日を「WordPress の誕生日」と呼んでいますが、つまり WordPress は6,575日前に誕生したことになります。太陽が一回りしたことを祝うために、これまでもコミュニティパーティを開き、データを共有し、ストーリーを語ってきました。

前回の誕生日以来、40番目のリリースを開発し、ウェブの40%以上をサポートするようになりました。そこで、今年の誕生日には、そこに至るまでの40のマイルストーンのリストを紹介するのがふさわしいと思います。

お祝いのケーキや祝杯を手に、ぜひスクロールしてみてください。

デュオトーンフィルターで画像に色付け

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「An Update on the Classic Editor Plugin」を訳したものです。

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文章: Alex Lende

WordPress 5.8より、デュオトーンフィルターを使って画像やカバーブロックに色付けできるようになりました。デュオトーンは、デザインにポップな色を加えたり、テーマとうまく調和するように画像をスタイリングすることができます。

フィルターとは、Instagram みたいなものですか ?

デュオトーンは、Instagram のフィルターとまったく同じようには機能しません。Instagram のフィルターは、色の調整 (色レベル/カーブ、ヴィネットなど) を行いますが、新しいデュオトーンフィルターは、画像の色を完全に置き換えます。

Cat – Original
写真: Charles Pragnell

デュオトーン効果は、白黒のフィルターのようなものであり、シャドーが黒・ハイライトが白になっている代わりに、シャドウとハイライトの色を自分で選ぶことができます。

例えば、シャドー/ハイライトの色を黒と白にすればグレースケールフィルター、茶色と褐色にすればセピアフィルターになります。

類似色を選ぶと繊細な効果が演出でき、文字を目立たせたいカバーの背景にぴったりです。’

補色を使うと、より鮮やかで面白い効果が得られます。

デュオトーンフィルターを追加するには

デュオトーン効果はコントラストの高い画像で最も効果を発揮するため、大きな暗い部分と明るい部分がたくさんある画像から始めましょう。ブロックツールバーの「フィルター」ボタンからプリセットを選択します。

また、テーマのパレットから色を選ぶこともできますし、カスタムカラーを選ぶこともできます。

デュオトーンは、画像ブロックに加えて、カバーブロックでも画像と映像の両方に適用できます。

Duotone

デュオトーンはメディアライブラリの画像を上書きしてしますか ?

メディアライブラリの画像や動画が変更されることはありません。デュオトーン効果は、SVG フィルターCSS のフィルター属性を使って動作するため、ライブラリ内の画像や動画が変更されることはありません。このことは、メディアライブラリに存在しないリンク先の画像にフィルターを適用できることを意味します。一方で、RSS フィードや画像の URL を直接使用する場所では、フィルターが表示されないことを意味します。

自分で開発したブロックやテーマにデュオトーンカラーを追加することはできますか ?

ブロックにデュオトーンカラーを追加する API は、Gutenberg v10.6では実験的なものです。とはいえ、独自のブロックで使用するためのドキュメントはブロックエディターハンドブックの「Supports Color (色対応)」に掲載されており、更新される予定です。テーマでは、theme.json でデュオトーンのプリセットを追加できます。詳細は「ブロックエディターハンドブック」の「グローバル設定とスタイルのプリセット」に記載されています。

Gutenberg プラグインを使って今すぐ試してみましょう

デュオトーン機能は、Gutenberg プラグインのバージョン10.6でリリースされたため、7月の WordPress 5.8 のリリースに先立って、今すぐお試しいただけます。

Internet Explorer 11 サポート終了

以下は、 Jonathan Desrosiers が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Dropping support for Internet Explorer 11」を訳したものです。

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7年以上前にリリースされた Internet Explorer 11 (IE11) は、現在ンターネット上の全ユーザーの1%未満にしか使われておらず、利用率は急速に低下しています。人気サイトの大部分はすでに IE11 のサポートを停止しており (2020年版の Microsoft Teams を含む)、Microsoft 365 のアプリやサービスでさえも今年の後半にはサポートを終了する予定です。

今年の7月に WordPress 5.8 がリリースされる際、Internet Explorer 11 はサポートされなくなります。

現在、IE11 をお使いの方は、Google Chrome、Mozilla Firefox、Safari、Microsoft Edge などの最新のブラウザーに切り替えることを強くおすすめします。IE11をお使いの方は、過去17ヶ月以上にわたり、WordPress のダッシュボードに IE11 が古くなっていると見なされるという警告が表示されています。

すでに上記のモダンブラウザーを使用している方は、IE11 のサポートを終了することで WordPress にパフォーマンス上のメリットがあるため、この変更によってプラスの影響を受けるのみです。ただし、お客様のサイトの他のユーザーがまだ IE11 を使用している場合は、影響を受ける可能性があります。

「サポート終了」が意味すること

WordPress からブラウザーのサポートが外されると、そのブラウザーでの新機能のテストが行われなくなり、最適な動作が保証されなくなります。

また、WordPress コアのソースコードの一部を生成する自動化ツールも、サポートされていないブラウザーを除外するように更新されます。つまり、これらの生成されたファイルに依存している機能は、それらのブラウザーのユーザーにとってバグがあったり、動作しなくなったりする可能性が高いということです。

ブロックエディターに関連するほとんどすべてのファイルは、これらの自動化されたツールを使用してコンパイルされているため、ブロックエディターはこの変更による影響が最も大きい WordPress の部分となります。WordPress ダッシュボードの他の部分でもこれらのツールで構築された CSS が使用されており、IE11 を使用した場合に外観に影響が出る可能性があります。

IE11 固有のコードベースの他のすべての部分は、ケースバイケースで特定し、評価し、削除する必要があり、残りの部分は手動で保守されます。このプロセスは WordPress 5.9 のリリースから始まり、数回のメジャーリリースを経て徐々に行われる予定です。また、IE11 上で報告されたバグは修正されません。

テーマへの影響

今回の計画により、デフォルトで同梱されているテーマには何の変更も加えられません。また、IE11 のサポート (または、各テーマのリリース時にサポートされていた可能性のある他のブラウザー) に関連するコードは、デフォルトのテーマから削除されません。ただし、今後追加される新機能は、IE11ではテストされません。

デフォルトのテーマを使用していない場合でも、自分のテーマがこの変更の影響を受ける可能性は低いと思われます。テーマは通常、独自のブラウザーサポートポリシーを持っており、WordPress コア の変更はそれらに影響しません。テーマ作者がすでに IE11 のサポートを削除している可能性もあります。

IE11 のサポートが重要で、テーマが IE11 をサポートしているかどうか不明な場合は、テーマ開発者に連絡して確認することをおすすめします。

この変更に関する詳しい情報は、Making WordPress Core ブログでご覧いただけます。

Openverse (オープンバース) へようこそ

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Welcome to Openverse」を訳したものです。

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WordPress の共同創業者であるマット・マレンウェッグの先日の声明と、クリエイティブ・コモンズ CEO キャサリン・スティラーの投稿を受けて、CC Search (新しい名称は Openverse) が WordPress のオープンソースプロジェクトの一部になったことを正式に発表できることを嬉しく思います。マットも私も、クリエイティブコモンズの長年の支援者です。これにより、クローズドソースのフォトライブラリに対して長期的かつ持続的な挑戦を行い、WordPress のエコシステムがさらに強化されることを期待しています。

現在のユーザーへの影響

現在のCC Search ユーザーは、引き続きインターネット上でオープンライセンスの画像を検索し、利用することができます。WordPress は、クリエイティブコモンズ・プロジェクトが始めた素晴らしい活動を継続し、検索機能を拡張していく予定です。

次のステップ

今後は、音声や動画などの追加メディアのインデックス化と検索ができるようになることを期待しています。機能を拡張し、プロジェクトを成長させていく中で、Openverse を WordPress やメディアライブラリに直接統合していきたいと考えています。私たちは、オープンにライセンスされたメディアの検索と埋め込みを可能にするだけでなく、さらに皆さんのメディアにライセンスを追加して共有することで、恩恵を還元したいと考えています。

コントリビュートするには

Slack チャンネルの #openverse を訪れ、GitHub で WordPress オーガニゼーションの下に移動されたコードリポジトリを見てみましょう。また、このプロジェクトは、https://make.wordpress.org/openverse にある独自の Make ページでもご覧いただけます。現在、新しいチーム、プロセス、手順の設定に取り組んでいます。

チームとコミュニティに歓迎の意を表します。こちらの Podcast エピソード “The Commons of Images” では、マットと私が CC Search と WordPress コミュニティの一部としての同プロジェクトへの期待について話しています。

追記: Openverse プロジェクトの翻訳が可能になりました。現在 Openverse Search は wordpress.org/openverse のみで利用できますが、将来日本語化した ja.wordpress.org/openverse も公開予定です。

WordPress 5.7.2 セキュリティリリース

以下は、Peter Wilson が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.7.2 Security Release」を訳したものです。

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WordPress 5.7.2 がリリースされました。

これは1件の修正を含んだセキュリティリリースです。セキュリティリリースですのであなたが管理するサイトを今すぐ更新してください。WordPress 3.7 以降の全メジャーバージョンに対しても同様のセキュリティリリースが出されています。

WordPress 5.7.2 はショートサイクルのセキュリティリリースです。次のメジャーリリースはバージョン 5.8 です。

WordPress 5.7.2 は WordPress.org からダウンロードするか、ダッシュボード > 更新 メニューで 今すぐ更新 をクリックして更新できます。

自動バックグラウンド更新がサポートされたサイトではすでに更新のプロセスが始まっているでしょう。

セキュリティ更新

バージョン 3.7 から 5.7 にかけての全バージョンの WordPress に影響するセキュリティ問題が確認されました。

WordPress セキュリティチームにより WordPress にこれらの修正が実装されました。

より詳しい情報は 5.7.2 の HelpHub ドキュメンテーションページを確認してください。

感謝と称賛を

(翻訳者より: 日本語版では貢献者全員の名前を載せることができませんので、オリジナルの英語版リリース告知をぜひ参照してください。)