WordPress5.0 から採用される 新しいエディタ「Gutenberg」の 対応について

不動産プラグインシリーズでは、WordPress5.0 から採用される 新しいエディタ「Gutenberg」に 対応した「不動産プラグイン(本体) ver5.0.0」を 2018/11/19 にバージョンアップ する予定です。
これに合わせてテーマの 物件詳細テンプレート(single-fudo.php)が 仕様変更となります。
変更は「備考欄(content)の扱い・表示位置変更」と「項目の追加」になります。

オリジナルテーマを制作する場合はテーマ自体の「Gutenberg」対応と
物件詳細テンプレート(single-fudo.php)をテーマ側へコピーして使用している場合は 変更された物件詳細テンプレートの対応をお願いします。

【参考】
The new Gutenberg editing experience
https://wordpress.org/gutenberg/

The new Gutenberg editing experience — WordPress
https://wordpress.org/gutenberg/handbook/

WordPress 5.0 利用開始前に知っておくべきこと
https://ja.wordpress.org/2018/11/04/things-to-know-before-using-wordpress-5-0/

テーマ を Gutenberg に対応させる時、最低限やっておく事
https://nendeb.com/741

 

備考欄(content)の扱い・表示位置変更

従来はcontent部分は「備考」として扱っていて 物件詳細項目の下に表示していましたが 不動産プラグイン(ver5.0.0) より 物件のアピールなどに使うフリーエリアとしての扱いに変更いたします。

 
備考欄(content)の 表示位置も 物件詳細項目下 から タイトル下に変更します。

新タイプ
旧タイプ
※併せて今迄表示していた「抜粋」は非表示になります。
※デフォルトテーマ(Twentyシリーズ)用の物件詳細テンプレート(single-fudo.php)は wp-content/plugins/fudou/themes にありますので参考にしてください。(不動産プラグイン本体 ver5.0.0~)

※後方互換のため、デフォルトテーマ(Twentyシリーズ)用の物件詳細テンプレート(single-fudo.php)では 設定 → 不動産プラグイン設定 で「Gutenberg」を 利用しない にすると表示位置は 物件詳細項目下(旧表示) になり「抜粋」は表示されます。

【コードサンプル】タイトル下に設置 (single-fudo.php)

<?php
<?php
//Gutenberg 利用
if ( get_option( 'fudo_use_gutenberg' ) == 'true' ) { 	//Gutenberg利用する の場合
?>
	<!-- .entry-content -->
	<div class="entry-content">
		<?php the_content();?>
	</div>
	<!-- .entry-content -->
<?php }else{ 						//Gutenberg利用しない の場合 ?>
<?php } ?>

※get_option( ‘fudo_use_gutenberg’ ) とは 設定 → 不動産プラグイン設定で「Gutenberg利用」を設定したフラグになります。

【コードサンプル】物件詳細項目下 (single-fudo.php)
 ※後方互換として従来の位置のコードをこちらに書き換え

<?php
//Gutenberg 非利用
if ( get_option( 'fudo_use_gutenberg' ) == 'true' ) { 	//Gutenberg利用する の場合
?>
<?php }else{ 						//Gutenberg利用しない の場合 ?>
	<!-- .entry-content -->
	<div class="entry-content">
		<?php the_content();?>
	</div>
	<!-- .entry-content -->
<?php } ?>

※get_option( ‘fudo_use_gutenberg’ ) とは 設定 → 不動産プラグイン設定で「Gutenberg利用」を設定したフラグになります。

項目の追加

「備考」項目が無くなった為、新たに「特記事項」として項目を追加しました。今まで「備考欄(content)」に入力していた情報はこちらに入力してください。

 

物件詳細テンプレート(single-fudo.php)にも「特記事項」を表示するコードを追加してください。

【コードサンプル】特記事項サンプルコード

<?php if( get_post_meta( $post_id, 'tokkinotices', true ) !='' ){ //不動産プラグイン v5.0.0 ?>
<tr>
	<th class="th1">特記事項</th>
	<td class="td1" colspan="3"><?php echo esc_html( get_post_meta( $post_id, 'tokkinotices', true ) ); ?></td>
</tr>
<?php } ?>

※デフォルトテーマ(Twentyシリーズ)用の物件詳細テンプレート(single-fudo.php)は wp-content/plugins/fudou/themes にありますので参考にしてください。

 

「Gutenberg」の利用可否

IE11では正常に動作しない場合があります。特に管理画面では画面がフリーズしたり保存できなかったりする場合がありますので「Gutenberg」を利用する管理者は IE11 を使わないようにしてください。

Classic Editorプラグイン

新しいエディタ「Gutenberg」は 「Classic Editorプラグイン」をインストールして設定すれば 使えなくする事もできます。

Classic Editorプラグイン
https://wordpress.org/plugins/classic-editor/


設定するには 設定 → 投稿設定 で
「Gutenberg エディターをクラシック (旧型) エディターに置き換えます。」
「Gutenberg エディターをデフォルトで使い、旧エディターへのリンクを含める。」
のどちらかを選択できます。

※「Gutenberg エディターをクラシック (旧型) エディターに置き換えます。」を選択した場合は「Gutenberg」を使わなくなりますので 従来のプラグイン・テーマを利用できるようになります。
 

不動産プラグイン設定

デフォルトでは 物件編集画面では 「Gutenberg」は使わない設定 になっています。
不動産プラグイン(本体)v5.8.0からデフォルトでは 物件編集画面では 「Gutenberg」は使う設定 になっています。

物件編集画面で 「Gutenberg」を 利用する/利用しない は 設定 → 不動産プラグイン設定 で 設定する事ができます。

※デフォルトは「利用しない」になっています。
※デフォルトは「利用する」になっています。
※デフォルトテーマ(Twentyシリーズ)用の物件詳細テンプレート(single-fudo.php)は 設定 → 不動産プラグイン設定 で「Gutenberg」を利用しない にすると表示位置は 物件詳細項目下 になります。

今迄、不動産プラグインを使われていて 備考欄(content)に 情報を入力 している場合は「利用する」に設定すると 上側(タイトルの下) に表示されてしまいます。
この状態が困る場合は 物件を1つ1つ 備考欄(content)から特記事項へ 手作業で情報を移行するか Gutenbergを「利用しない」でご利用ください。

WordPress5.0での 利用プラグイン/設定 一覧

不動産プラグイン(本体) Classic Editor
プラグイン
不動産プラグイン設定 投稿・固定ページ 物件ページ
ver5.0 未満 Gutenberg 旧エディタ
ver5.0 以降 無し Gutenberg利用する Gutenberg Gutenberg
ver5.0 以降 無し Gutenberg利用しない Gutenberg 旧エディタ
ver5.0 以降 Gutenbergエディタをデフォルトで使い、旧エディタへのリンクを含める。 Gutenberg利用する Gutenberg Gutenberg
ver5.0 以降 Gutenbergエディタを旧エディタに置き換えます。 Gutenberg利用しない 旧エディタ 旧エディタ

 

他のプラグインについて

他の不動産プラグインシリーズも 2018/11/19 にバージョンアップ 致しますので あわせてバージョンアップしてください。
特に WordPress5.0で「Gutenberg」を利用する環境で 以下のプラグインをご利用中の場合は バージョンアップしてください。

【不動産汎用CSVプラグイン ver5.0.0 】
 項目「特記事項」を追加しました。

【不動産町名検索プラグイン ver5.0.0 】
 WordPress5.0 Gutenberg に対応しました。

【不動産校区プラグイン ver5.0.0 】
 WordPress5.0 Gutenberg に対応しました。

【不動産物件ショートコードプラグイン ver5.0.0 】
 WordPress5.0 Gutenberg(css) に対応しました。

【不動産マッププラグイン ver5.0.0 】※Twenty Nineteenを使う場合
 新デフォルトテーマ Twenty Nineteen に対応しました。

※他の不動産プラグインシリーズはそのまま利用できます。