Cloudflare、企業ネットワーク全体のデータ損失防止ソリューションである「Cloudflare DLP」を発表
発表日:2021年03月25日
Cloudflareがデータ損失防止(DLP)市場に参入し、同市場を刷新
~企業ネットワーク全体に対応するソリューションを発表~
Cloudflareのデータ損失防止(DLP)ソリューションは、すべてのビジネスアプリケーションを対象に、内部および外部の脅威に対する内蔵型保護を提供します。
これによって、従来のポイントソリューションは時代遅れになります。
セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援するCloudflare(クラウドフレア)は、本日、ネットワーク全体のデータ損失防止(DLP)ソリューションである「Cloudflare Data Loss Prevention」(以下、「Cloudflare DLP」)を発表しました。本ソリューションは、Cloudflare のグローバルネットワーク経由でルーティングされたすべてのトラフィックをデータ損失から保護し、企業がすべての情報を保護できるように支援します。CloudflareDLPは、企業ネットワークと従業員が使用するアプリケーションの間に位置し、ネットワークに出入りするすべてのデータに対する保護・管理の層を提供します。その結果、データ漏えいの主な原因を特定し、軽減できます。たとえば、不満を抱いた従業員がSaaSアプリケーション内の機密情報を削除したり、誤って設定されたAPIからのデータの漏えい、企業ネットワークから機密データを悪意を持ってダウンロードする行為など、データ漏えいの主な原因を特定し、軽減することが可能になります。
過去5年間で、米国だけでも10億件以上の個人情報が、データ漏えいによって流出しました。その結果、罰金や訴訟、長期にわたるブランドイメージの低下など、多くの影響が生じています。企業のCISO(最高情報セキュリティ責任者)にとって、特定のアプリケーションやデータにアクセスできるユーザーを管理し、ネットワーク上を出入りするデータの可視化がこれまで以上に重要な課題になっています。しかし、従来のDLPソリューションは、データをスキャン・識別してからセキュリティ対策を施すことに重点が置かれており、多くのDLPの実装が成功していないのが現状です。処理速度は遅く、データセットは過剰に複雑で、処理によって遅延が生じます。しかし、CloudflareDLPは、これまでのソリューションとは全く異なり、企業が使用する様々なアプリケーションの最前線で保護層として機能するため、悪意のある侵入者を阻止したり、データの流出を防ぐための制御策を簡単に設定できます。
Cloudflare共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)は、「データ損失防止(DLP)市場は長年にわたり停滞していました。お客様と会話をしていて、認識に大きなずれがあることに気づいたのです。DLPソリューションが必要であるということは誰もが知っているものの、現存するわずかなソリューションは高価かつ管理が難しく、何年もの間、変化もないままでした」と指摘しています。「私たちはCISO(最高情報セキュリティ責任者)が管理しなければならないポイントソリューションをもう1つ追加するのではなく、ネットワークの延長線上にDLPソリューションを設定するという、まったく新しいことに取り組んでいます」
※以下は添付リリースを参照
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/607293/01_202103251043.pdf
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