WordPress 5.7.1 セキュリティとメンテナンスのリリース

以下は、Peter Wilson が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.7.1 Security and Maintenance Release」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.7.1 が利用可能になりました。

これは2点のセキュリティ修正と26点のバグ修正を含んだセキュリティとメンテナンスのリリースです。セキュリティ修正を含むものですので、今すぐサイトを更新することを勧めます。WordPress 4.7 以降の全メジャーバージョンの更新も併せて行われています。

WordPress 5.7.1 は短いサイクルでのセキュリティとメンテナンスのリリースです。次のメジャーバージョンリリースは 5.8 になります。

WordPress 5.7.1 は WordPress.org からダウンロードするか、ダッシュボード > 更新 メニューで 今すぐ更新 をクリックして更新できます。

自動バックグラウンド更新がサポートされたサイトではすでに更新のプロセスが始まっているでしょう。

セキュリティ更新

バージョン 4.7 から 5.7 までのすべての WordPress に影響する2点のセキュリティ問題が修正されました:

  • SonarSource により報告された、PHP 8 環境で発生するメディアライブラリの XXE 脆弱性。
  • Mikael Korpela により報告された、REST API のデータ露出脆弱性。

非公開での脆弱性情報提供にご理解くださった報告者の皆さんに感謝します。それによってセキュリティチームは時間を稼ぐことができ、実際に WordPress サイトが攻撃を受けるより前に脆弱性を修正することができました。

これらの問題に関して、Adam Zielinski、Pascal Birchler、Peter Wilson、Juliette Reinders Folmer、Alex Concha、Ehtisham Siddiqui、Timothy Jacobs、そして WordPress セキュリティチームの多大な貢献がありました。

より詳しい情報は、Trac 上の変更点の完全なリストを参照、または 5.7.1 の HelpHub ドキュメンテーションページを確認してください。

感謝と称賛を

(翻訳者より: 日本語版では貢献者全員の名前を載せることができませんので、オリジナルの英語版リリース告知をぜひ参照してください。)

ブロックパターンの作り方

以下は、Beatriz Fialho が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「So you want to make block patterns?」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


ブロックパターン

テーマやプラグインなど、WordPress のブロックエディターで何かを作ったことがある人は、ブロックパターンについても聞いたことがあるかもしれません。

WordPress に同梱されているパターンを眺めていて、これについて短い記事を書くのも良いかなと思いました。パターンは知っているととても便利なショートカットなのですが、一体何なのかとか、使う場面を知らない方も多いと思います。

ブロックパターンとは

パターンはあらかじめ配置されたブロックの集まりで、多様に組み合わせたり配置を変えることができるので、美しいコンテンツをもっと簡単に作れるようになります。レイアウトをスタートするためのツールとして、必要に応じてコンテンツに追加してすぐに使うことがで、1個のブロックのようなシンプルなものから、全ページのレイアウトのような複雑なものまであります。

ブロックライブラリ内のブロックパターン

パターンは、ブロックライブラリのタブに格納されています。クリックしたりドラッグしたりすると、サイトのスタイルでプレビューできます。

ブロックパターンの例

基本的にブロックパターンとは、あらかじめ束ねられた単なるブロックです。

<!-- wp:group -->
<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container"><!-- wp:separator {"className":"is-style-default"} -->
<hr class="wp-block-separator is-style-default"/>
<!-- /wp:separator -->
<!-- wp:image {"align":"center","id":553,"width":150,"height":150,"sizeSlug":"large","linkDestination":"none","className":"is-style-rounded"} -->
<div class="wp-block-image is-style-rounded"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img src="https://blockpatterndesigns.mystagingwebsite.com/wp-content/uploads/2021/02/StockSnap_HQR8BJFZID-1.jpg" alt="" class="wp-image-553" width="150" height="150"/></figure></div>
<!-- /wp:image -->
<!-- wp:quote {"align":"center","className":"is-style-large"} -->
<blockquote class="wp-block-quote has-text-align-center is-style-large"><p>"Contributing makes me feel like I'm being useful to the planet."</p><cite>— Anna Wong, <em>Volunteer</em></cite></blockquote>
<!-- /wp:quote -->
<!-- wp:separator {"className":"is-style-default"} -->
<hr class="wp-block-separator is-style-default"/>
<!-- /wp:separator --></div></div>
<!-- /wp:group -->

ブロックエディターを使っていくつかのブロックを好きなように設定するだけで、難しい作業の部分は終了です。

ブロックライブラリに入れるには

ハンドブックにはもっと詳しい説明がありますが、結論から言うと以下のとおりです。

<?php 
/*
Plugin Name: Quote Pattern Example Plugin
*/

register_block_pattern(
	'my-plugin/my-quote-pattern',
	array(
		'title'       => __( 'Quote with Avatar', 'my-plugin' ),
		'categories'  => array( 'text' ),
		'description' => _x( 'A big quote with an avatar".', 'Block pattern description', 'my-plugin' ),
		'content'     => '<!-- wp:group --><div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container"><!-- wp:separator {"className":"is-style-default"} --><hr class="wp-block-separator is-style-default"/><!-- /wp:separator --><!-- wp:image {"align":"center","id":553,"width":150,"height":150,"sizeSlug":"large","linkDestination":"none","className":"is-style-rounded"} --><div class="wp-block-image is-style-rounded"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img src="https://blockpatterndesigns.mystagingwebsite.com/wp-content/uploads/2021/02/StockSnap_HQR8BJFZID-1.jpg" alt="" class="wp-image-553" width="150" height="150"/></figure></div><!-- /wp:image --><!-- wp:quote {"align":"center","className":"is-style-large"} --><blockquote class="wp-block-quote has-text-align-center is-style-large"><p>"Contributing makes me feel like I\'m being useful to the planet."</p><cite>— Anna Wong, <em>Volunteer</em></cite></blockquote><!-- /wp:quote --><!-- wp:separator {"className":"is-style-default"} --><hr class="wp-block-separator is-style-default"/><!-- /wp:separator --></div></div><!-- /wp:group -->',
	)
);

?>

👆 これは PHP のスニペットですので、WordPress のプラグインに落とし込んだり、もっと簡単に言えば、テーマのfunctions.php ファイルに貼り付けたりすることができます。完了すると、以下のようになります。

区切り線、中央配置の画像、引用、区切り線を含むブロックパターン

画像を含むパターンでは、画像をどこに保存するかを考える時間を割く価値があります。TT1 Blocks テーマ (“TwentyTwentyOne Blocks” の略) では、画像をテーマライブラリに保存しています。

次のステップ

ブロックパターンは、ブロックライブラリから挿入した時点でユニットとしてのまとまりを失ってしまいます。作ったパターンから切り離された単なるブロックの寄せ集めになり、好みに合わせてカスタマイズできるものになるのです。パターンはテンプレートではなく、あくまでもショートカットです。これはつまり、テーマの切り替えやパターンプラグインの無効化を気にする必要はないということでもあります。挿入済みのブロックがどこかに行ってしまうこともありません。

とはいえ、あるパターンをとても気に入って、まったくカスタマイズせずに何度も使いたい場合は、再利用ブロックにすることもできます。

再利用ブロックは、その名の通り、再利用するために作成されます。この機能を使うのに良い場面は、よく使うちょっとしたスニペットを保存しておいて、一箇所で編集することで挿入したものすべてを更新するといった時です。「Twitter でフォロー」、「シリーズに含まれる記事一覧」、「メルマガ購読」などがその好例です。

良いブロックパターンとは

現在 WordPress コアに含まれるパターンは、利用できる機能によって制限されます。ブロックエディター上で文字間隔をカスタマイズできない場合、ブロックパターンでもそれは実現できません。グローバルスタイルプロジェクトではブロックの機能を拡張していく予定ですが、それまでは、利用可能なツールを使っていくしかありません。

それでも、色、画像、タイポグラフィといった最も基本的な要素があれば、多くのことが可能になります。

画像とテキストを含む3カラムのブロックパターン
画像とテキストを含む3カラム
右側に画像 、左側にメディアとテキストを配置したブロックパターン
右側に画像 + メディアとテキスト

これらのパターンは、WordPress のコアに採用される可能性があるものとしてデザインしたのですが、すべてに共通するいくつかの特性があります。

テーマが共通している。

パターンは、サイトの一部と考えることができます。パターンは全体の一部であるため、同じテーマを共有する他のパターンの文脈の中で存在するのが最も効果的です。上のパターンには、「自然」、「アート」、「建築」といったテーマを共有したものなどがいくつかあります。このように、複数のパターンを組み合わせることで、サイトの複数のページを一度にまとめることが可能になります。

画像背景のカバーブロック上に見出し、パラグラフ、ボタンを配置したブロックパターン

ミニマルなカラーパレットが共通している。

全体を構成するパーツであるパターンは、必然的に異なる色を使ったコンテキストで使われます。色数を減らすことで調和の可能性が高まると同時に、ジャストフィットさせるためのカスタマイズも少なくて済みます。

見出しと2カラムのパラグラフを含むブロックパターン

最高のパターンは、それなくしてはできないようなことを実現する。

画像をオフセットしてユニークなシルエットを作ったり、目立たない機能 (カバーブロックの固定配置など) を利用したりすることで、創造性を発揮することができます。

ヒント: プラグイン由来のブロックも含めて、どんなブロックでもパターンに使うことができます。また、そのブロックがブロックディレクトリにあって、まだお使いの WordPress に存在しない場合は、ワンクリックでインストールするよう促されます。

こちらのプラグインをどうぞ

<?php 
/*
Plugin Name: Quote Pattern Example Plugin
*/

register_block_pattern(
	'my-plugin/my-quote-pattern',
	array(
		'title'       => __( 'Quote with Avatar', 'my-plugin' ),
		'categories'  => array( 'text' ),
		'description' => _x( 'A big quote with an avatar".', 'Block pattern description', 'my-plugin' ),
		'content'     => '<!-- wp:group --><div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container"><!-- wp:separator {"className":"is-style-default"} --><hr class="wp-block-separator is-style-default"/><!-- /wp:separator --><!-- wp:image {"align":"center","id":553,"width":150,"height":150,"sizeSlug":"large","linkDestination":"none","className":"is-style-rounded"} --><div class="wp-block-image is-style-rounded"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img src="https://blockpatterndesigns.mystagingwebsite.com/wp-content/uploads/2021/02/StockSnap_HQR8BJFZID-1.jpg" alt="" class="wp-image-553" width="150" height="150"/></figure></div><!-- /wp:image --><!-- wp:quote {"align":"center","className":"is-style-large"} --><blockquote class="wp-block-quote has-text-align-center is-style-large"><p>"Contributing makes me feel like I\'m being useful to the planet."</p><cite>— Anna Wong, <em>Volunteer</em></cite></blockquote><!-- /wp:quote --><!-- wp:separator {"className":" s-style-default"} --><hr class="wp-block-separator is-style-default"/><!-- /wp:separator --></div></div><!-- /wp:group -->',
	)
);

?>

パターンを作りたい場合のために、このサンプルプラグインでは、上でご紹介したパターンのうち2つを採用しています。プラグインのフォルダーに入れれば、ブロックライブラリに表示されます。

アバターと引用のブロックパターンが追加されたパターンタブ
「テキスト」カテゴリーにインストールされたパターン

自由に調整し、カスタマイズして、お好みのようにしてください。結局のところ、これは GPL ですから !

WordPress 5.7 “エスペランサ”

以下は、Matt Mullenweg が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.7 “Esperanza”」を訳したものです。

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WordPress 5.7 エスペランサ

管理画面に導入された新しいカラーパレット。よりシンプルな操作を可能にするエディター。適切な場所に配置されたコントロール。WordPress 5.7 はあなたがコンテンツに集中できる環境を作ります。

2021年最初の WordPress リリース、「エスペランサ」を紹介します。「エスペランサ」は現代の天才的ミュージシャン、エスペランサ・スポルディングにちなんで名付けられました。彼女の音楽家としての事績は多岐に渡り、気持ちを奮い立たせます。エスペランサ・スポルディングについてもっと知ってください。そして彼女の音楽を聴いてみてください !

この新しいバージョンではエディターの色設定を整理し、これまでコードを書いたり、プロを雇ったりすることなく変更することはできなかった箇所での操作が可能になりました。よく使うコントロールをさらに多数の必要な場所へ配置し、レイアウト変更もさらにシンプルになりました。

エディターがもっと使いやすくなりました

より多くの場所でのフォントサイズ調整: リストブロックとコードブロックでフォントサイズの制御が必要な時には、ブロック内でできるようになりました。この変更を行うためだけに別の画面に移動する必要はもうありません。

再利用可能ブロック: いくつかの機能強化により、再利用可能ブロックがより安定し、使いやすくなりました。また、「更新」ボタンをクリックすると、投稿時に自動保存されるようになりました。

インサーターのドラッグ & ドロップ: インサーターから直接、ブロックとブロックパターンを投稿にドラッグできます。

カスタムコーディング無しでできることがさらに多く

最大高の配置: カバーブロックのようなブロックを、ウィンドウ全体に表示できるようになりました。

ボタンブロック: 縦または横のレイアウトを選択できます。また、ボタンの幅を事前に設定したパーセンテージに設定できます。

ソーシャルアイコンブロック: アイコンのサイズを変更できるようになりました。

よりシンプルなデフォルトカラーパレット

この新しく効率化されたカラーパレットでは、WordPress のソースコードに含まれていたすべての色を、白と黒に対してWCAG 2.0AA 推奨コントラスト比を満たす7つのコアカラーと56の色調範囲にまとめました。

デフォルトの WordPress ダッシュボード配色の新しい配色を、テーマやプラグイン、またはその他のコンポーネントを作成するときに使用しましょう。詳細についてはカラーパレットの開発メモをご覧ください。

ワンクリックで HTTP から HTTPS へ

これからは、ワンクリックでサイトを HTTP から HTTPS へ切り替えられます。切り替えを行うと、WordPress はデータベースの URL を自動更新します。探したり推測したりする必要はもうありません。

新しい Robots API

新しい Robots API では robots メタタグにフィルターディレクティブを含めることができ、API には max-image-preview: large ディレクティブがデフォルトで含まれています。つまり、検索エンジンはより大きな画像プレビューを表示できます。これがトラフィックを後押ししてくれることもあるでしょう (サイトが not-public、つまり非公開とマークされている場合を除く)。

iframe の遅延読み込み

簡単に iframe を遅延読み込みできます。幅と高さの両方を指定すると、デフォルトで WordPress は iframe タグに loading="lazy" 属性を追加します。

jQuery 3.5.1 へのアップデート後の継続的なクリーンアップ

長年 jQuery は、ベーシックなツールではできなかった画面上の物に動きをつけるのを支援してきましたが、それは変化し続けており、jQuery もまた変化しています。

5.7では jQuery はさらに焦点を絞って干渉することが減り、コンソール内のメッセージも少なくなりました。

詳細はフィールドガイドを参照してください。

WordPress フィールドガイドの最新バージョンを参照してください。各変更の開発者向けノートをまとめた必読のガイドです。WordPress 5.7 フィールドガイド

リリースチーム

WordPress 5.7 は経験豊富な少数精鋭のリリースチームの主導によりリリースされました:

  • Release Lead: Matt Mullenweg
  • Triage Lead: Tonya Mork
  • Release Coordinator: Ebonie Butler
  • Core Tech Lead: Sergey Biryukov
  • Editor Tech Lead: Robert Anderson
  • Design Lead: Tim Hengeveld
  • Accessibility Lead: Sarah Ricker
  • Documentation Lead: Jb Audras
  • Test Lead: Monika Rao

このリリースは総勢481名のボランティア貢献者たちのハードワークの賜物です。GitHub では約250件のチケットと約950件のプルリクエストが作成され、活発な協働が行われました。(翻訳者より: 日本語版では貢献者全員の名前を載せることができませんので、オリジナルの英語版リリース告知をぜひ参照してください。)

「再利用ブロック」を活用してみよう

以下は、Chloe Bringmanna が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「Did You Know About Reusable Blocks?」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


このチュートリアルは Joen Asmussen @joen が作成しました。

WordPress のブロックエディター (別名 Gutenberg) には「再利用ブロック」という機能があります。後で使うために保存され、一箇所で編集できるブロックです。

こんなことをしたいと思ったことはありませんか ?

  • 投稿やページをまたいで同じスニペット (断片) を再利用すること。
  • 複雑なレイアウトを保存して、1つの投稿から別の投稿にコピー & ペーストする手間を省くこと。

再利用ブロックは、これらのことを可能にします。

つまり、テンプレートみたいなもの ?

完全にそうというわけでもありません。再利用ブロックは、グローバルに同期された、あなただけのコンテンツのスニペットと考えてください。すべての再利用ブロックを一箇所で編集することができ、そのブロックを挿入した投稿やページも、更新されたバージョンを取得します。

テンプレートを使用してサイトを構成する代わりに、再利用ブロックを活用できます。例えば、

  • ホームページや商品ページに掲載されている利用者の声。
  • 記事の途中に挿入する「この記事はシリーズの一部です」というボックス。
  • 人気記事の文章内に織り込む「ソーシャルメディアでフォローください」セクション。
  • 「ニュースレター購読」ボックス、お問い合わせフォーム、アンケート、クイズ、投票など、複雑ながら静的なブロック。

再利用ブロックの重要な特徴として、コンテンツのスニペットを再利用したい時や、一箇所で編集して変更をすべてのインスタンスに伝播させたい時に、他にはないほど便利です。

作り方

再利用ブロックを作成するには、ブロックエディターを開き、再利用したいコンテンツを作成します。

ここで、再利用ブロックにしたいコンテンツを選択し、3つのドットの「詳細」メニューをクリックして「再利用可能なブロックに追加」を選択します。

これで再利用ブロックができました。今後は、このブロックや作成した他のブロックは、ブロックライブラリの「再利用ブロック」タブで見つけることができます。

ここでは、投稿または固定ページに新しく作成したブロックを挿入することもできます。

既存の再利用ブロックの編集

再利用ブロックを編集するには、選択して編集を加えます。編集を行うと、「公開」ボタンに小さなドットが表示されます。

このドットは、テンプレートを編集しているときと同じように、編集中の投稿以外の投稿にも影響を与える可能性のあるグローバルな変更を行ったことを示しています。これにより、変更が意図的に行われたのかどうか確認することができます。

再利用ブロックを編集する別の方法としては、3ドットのグローバル追加メニューをクリックして「すべての再利用ブロックを管理」を選択することもできます。

そうすると、作成したすべての再利用ブロックの編集、名前の変更、エクスポート、削除ができるセクションに移動します。

他にできること

ここでは、再利用ブロックを最大限に活用するためのヒントとコツをご紹介します。

良い名前をつける

再利用ブロックに名前を付けるとき、つまりこれはブロックライブラリで検索する名前になるため、検索語を選択していることになります (または、空の段落に / と入力して「スラッシュコマンド」を使用するとき)。

「ギャラリー」や「画像」のような名前は避けてください。それらのブロックを挿入する時にじゃまになるからです。「自分のプロフィール」のようなユニークな名前にすれば、問題を避けることができます。

コンテンツフローの最適な位置に挿入する

再利用ブロックの明らかな利点の1つは、ブロックエディターの他のすべてのものと同じように、これがただのブロックであるということです。つまり、コンテンツのどこにでも挿入できるということです。情報豊富なプロフィール文は投稿の上部または下部に配置したいかもしれませんが、「この投稿はシリーズの一部です」というボックスは、読む流れを乱さないように、2つか3つ目の段落に置いたほうが座りが良いかもしれません。

デザインのショートカット

気に入った複雑なレイアウトが作れたり、適切な画像やボタンを使った CTA (コールトゥアクション/注意喚起要素) を作れたけれど、良い状態になるまでに時間がかかってしまったということもあるでしょう。ぜひ、再利用ブロックとして保存してください。通常のブロックに変換するためだけに挿入するつもりであっても、時間の短縮になるかもしれません。

再利用ブロックを通常のブロックに変換するには、選択して「通常のブロックへ変換」をクリックします。

Beatriz Fialho によるデザイン。

ヒント: Gutenberg HubShareABlock でも素敵なパターンを見つけることができます。

他のサイトに移動する

別のサイトに再利用ブロックを移動する必要がある場合、エクスポートすることも、インポートすることもできます。3ドットのグローバル追加メニューから「すべての再利用ブロックを管理」セクションに移動します。エクスポートしたいブロックにカーソルを合わせ、「JSON 形式でエクスポート」をクリックします。

ダウンロードしたファイルは、WordPress 5.0以降のどのサイトでもインポート可能です。

試してみましょう

投稿の下書きを作成し、再利用ブロックを使い、どうやって使い始めるかを見てみましょう。遊び終わったらいつでも削除してかまいません。

私が作成した小さな再利用ブロックをインポートし、例としてテストしてみることもできます。「注目」カテゴリーの最新投稿4件が表示される「続きを読む」ブロックです。

記事の中のハイライトとして、読者に何か新しい読み物を提供したり、あなたの他のコンテンツを意識してもらったりするために役立ってくれるかもしれません。

この記事の動画では、近日公開予定の WordPress 5.7での再利用ブロックの流れを紹介しています。

この gist からブロックをダウンロードして WordPress サイトにインポートし、独自にカスタマイズしてみてください。

WordPress 5.7 RC 2

以下は、Ebonie Butler が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.7 Release Candidate 2」を訳したものです。

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WordPress 5.7 のリリース候補第2版 (RC 2) が利用可能になりました ! 🎉

WordPress 5.7 RC をテストする方法は二通りあります:

ベータおよび RC リリースをテストしてフィードバックをくださったコントリビューターのみなさん、ありがとうございます。バグのテストはリリースを万全に行う上で不可欠な要素です。

プラグイン・テーマ開発者のみなさんへ

自作のプラグインやテーマを WordPress 5.7 でテストして、問題なければ readme.txt の Tested up to バージョンを 5.7 に更新してください。互換性の問題を発見した場合はサポートフォーラムへ投稿してください (日本語での投稿は開発版フォーラムまで)。そうすれば最終リリースの前までに解決できるかもしれません。

WordPress 5.7 Field Guide に主要な変更に関するより詳しい情報があるので参照してください。

ご協力ください

英語以外の言語話者の方はぜひ WordPress の翻訳にご協力ください

バグを見つけたと思ったときはサポートフォーラムの Alpha/Beta エリアに投稿してお知らせください (日本語での投稿は開発版フォーラムまで) 。再現条件を含むバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac までご報告ください。既知のバグのリストも Trac で確認できます。

WordPress 5.7 RC

以下は、Ebonie Butler が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.7 Release Candidate」を訳したものです。

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WordPress 5.7 の最初のリリース候補版 (RC) が利用可能になりました ! 🎉

最終リリースへと続くコミュニティの重要なマイルストーンを一緒にお祝いしましょう !

「リリース候補」というのはつまり、新バージョンのリリース準備はあらかた済んでいるものの、とは言っても何百万人ものユーザーがいて何千種ものプラグインやテーマがある環境にこれから放り込もうというのですから、何かしら見落としがあってはいけません。WordPress 5.7 は3月9日にリリースを予定していますが、それにはあなたの手助けが必要です。まだ 5.7 を試していないなら今がその時です !

WordPress 5.7 RC をテストする方法は二通りあります:

ベータリリースをテストしてフィードバックをくださったコントリビューターのみなさん、ありがとうございます。バグのテストはリリースを万全に行う上で不可欠な要素です。

WordPress 5.7 で何が変わるの ?

  • ロボット API とメディア検索エンジン可視性
  • HTTPS サポートの検出
  • 遅延ロード iframe
  • jQuery migrate 関連非推奨通知のクリーンアップ
  • 管理画面カラーパレットの標準化
  • 最新版の Gutenberg プラグイン

プラグイン・テーマ開発者のみなさんへ

自作のプラグインやテーマを WordPress 5.7 でテストして、問題なければ readme.txt の Tested up to バージョンを 5.7 に更新してください。互換性の問題を発見した場合はサポートフォーラムへ投稿してください (日本語での投稿は開発版フォーラムまで)。そうすれば最終リリースの前までに解決できるかもしれません。

WordPress 5.7 Field Guide に主要な変更に関するより詳しい情報があるので参照してください。

ご協力ください

英語以外の言語話者の方はぜひ WordPress の翻訳にご協力ください。WordPress 5.7 の翻訳対象語句はこの RC において確定され、今後の変更はない見込みです。

バグを見つけたと思ったときはサポートフォーラムの Alpha/Beta エリアに投稿してお知らせください (日本語での投稿は開発版フォーラムまで) 。再現条件を含むバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac までご報告ください。既知のバグのリストも Trac で確認できます。

WordPress 5.6.2 メンテナンスリリース

以下は、Jonathan Desrosiers が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.6.2 Maintenance Release」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.6.2が利用可能になりました。

今回のメンテナンスリリースでは、5個のバグ修正が行われています。これらのバグは WordPress バージョン 5.6.1 に影響を与えますので、アップグレードをお勧めします。

WordPress 5.6.2は直接ダウンロード可能です。または、管理画面メニュー「ダッシュボード」→「更新」から「今すぐ更新」をクリックします。自動バックグラウンド更新をサポートしているサイトではすでに更新プロセスが始まっていることでしょう。

WordPress 5.6.2は、ユーザー側の問題を修正することに焦点を当てた小規模なメンテナンスリリースです。次のメジャーリリースはバージョン5.7で、いまのところ、2021年3月9日のリリースを予定しています。

変更のすべてのリストは閲覧するには Trac のリストを参照するか、5.6.2 RC1 についての投稿をお読になるか、5.6.2ドキュメントページを開いてみてください。

感謝と敬意を!

5.6.1 は@desrosj によってリードされました。ブロックエディター関連の修正の準備を手伝ってくれた@isabel_brison@talldanwp、その他のリリース関連のタスクを手伝ってくれた@audrasjb@sergeybiryukov に感謝します。

WordPress 5.6.2のリリースに関わってくれたみなさまに感謝します:

aaronrobertshaw, Addie, André Maneiro, archon810, Ari Stathopoulos, bartosz777, Bernhard Reiter, Daniel Richards, David Anderson, dbtedg, glendaviesnz, hmabpera, ibiza69, Isabel Brison, Jason Ryan, Jb Audras, Juliette Reinders Folmer, Kai Hao, Kerry Liu, Konrad Chmielewski, Jorge Costa, magnuswebdesign, Marius L. J., Matt Wiebe, Mukesh Panchal, Paal Joachim Romdahl, Prem Tiwari, Q, Riad Benguella, Robert Anderson, roger995, Sergey Biryukov, Sergey Yakimov, Steven Stern (sterndata), Takashi Kitajima, tonysandwich, worldedu, Yui.

WordPress 5.7 ベータ 3

以下は、Ebonie Butler が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.7 Beta 3」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.7 ベータ 3 をテストする準備が整いました ! 🗣

ベータバージョンはこのソフトウェアが未だ開発途上にあることを意味します。従って、このバージョンを本番運用中のサイトで利用することは推奨されません。テスト用の環境を設けてそこで試用することをお勧めします。

WordPress 5.7 ベータ 3 をテストする方法は二通りあります:

現時点で設定されている正式リリース日は3月9日です。正式リリースをできる限り問題の少ないものにできるよう、ぜひご協力をお願いします。

ベータ 3 の主な変更

ベータ 2 のリリース後、27件のバグ修正が行われました。いくつかの主要な変更を以下に整理します:

  • 管理画面の多数のボタンで色コントラストの調整を実施しアクセシビリティと可読性を改善 (#52402)
  • Twenty Twenty-One テーマの修正 (#52287, #52377, #52431, #52500, #52502, #52412)
  • エディターの使用書体をシステムフォントに置き換えることでプライバシーとパフォーマンスを改善 (#46169)
  • register_block_type_from_metadata 関数に国際化のサポートを追加 (#52301)
  • メディアアップロード時のエラーのアクセシビリティを改善 (#47120)
  • paginate_links 関数を利用して出力されるページネーションリンクに変更を加えるための新しいフィルター (#44018)

ご協力ください

これからの数週間にわたって 5.7 関連の開発者ノートが Make WordPress Core ブログに掲載されますので目を通してください。

これまでのところ WordPress 5.7 で171件のチケットが貢献者のみなさんの協力により解決されました。これには64件の新機能と機能強化が含まれ、さらに多数のバグ修正が進行中です。

テストをしましょう !

バグのテストはベータステージにあるリリースを磨き上げる上で特に重要な意味を持つ貢献です。✨

バグを見つけたと思ったときはサポートフォーラムの Alpha/Beta エリアに投稿してお知らせください (日本語での投稿は開発版フォーラムまで) 。再現条件を含むバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac までご報告ください。既知のバグのリストも Trac で確認できます。

WordPress = Free(dom)

以下は、Josepha が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress is Free(dom)」の一部を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WP Briefing

The WordPress Podcast

WordPress プロジェクトのエグゼクティブ・ディレクターである Josepha Haden と、共同創設者 Matt Mullenweg と一緒に WordPress についてもっと知りましょう。WordPress がどこに向かっているのか、どうやってそこに到達するのか、そしてみなさんがどう参加できるのかを学びましょう。そして、パブリッシングの民主化に貢献してみませんか。

ポッドキャストはこちら: ApplePocket CastsRSSSpotifyStitcher

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このエピソードでは Josepha Haden Chomphosy が、オープンソースの4つの自由、「無料のビールの『フリー』ではなく、言論の自由の『フリー』」というフレーズ、そして、なぜオープンソースが全体の中で重要なのか、について簡単に説明しています。

回答してほしい質問があれば、[email protected] まで、テキストまたは音声録音のいずれかでお送りください。

クレジット

リファレンス

トランスクリプト

原文をご覧ください。翻訳に協力したい方は、WordSlack #translate チャンネルまでどうぞ。

以下のトランスクリプトは、@kappasan の翻訳協力により公開することができました。ありがとうございました。


みなさんこんにちは、WordPress Briefing へようこそ。このポッドキャストでは、WordPress オープンソースプロジェクトとそれを取り巻くコミュニティの背後にあるアイデアを簡単に説明したり、今後2週間に予定されている大きなことの小さなリストをご紹介します。私がホストの Josepha Haden Chomphosy です。さあ、始めましょう。

今日はまず、「言論の自由という意味でのフリー (free as in free speech)」という言葉について見ていきたいと思います。WordPress コミュニティをよくご存知であれば、他のコミュニティメンバーからこの言葉を聞いたことがあるかもしれません。そしてあなたが私たちのことをよく知らなければ、この言葉を初めて聞くかもしれません。いずれにしても、この言葉をもう少し詳しく知ることは大事だと思います。全文は「言論の自由での意味のフリー (自由) であり、無料のビールでの意味のフリー (無料) ではない」というもので、具体的にはオープンソースソフトウェアに関連しています。しかし、WordPress はこれらの両方の要素を少しずつ備えています。

WordPress は文字通り無料で、今すぐ WordPress サイトのダウンロードセクションに行って、ボタンをクリックするだけでコピーを手に入れることができます。初めてサイトをオンラインで作るには、いくらかお金がかかるでしょう。しかし、ソフトウェアについては、ゼロ、まったくかかりません。だからフリー (無料) です。しかし、WordPressはオープンソースです。言論の自由での意味の「フリー (自由)」の部分はそこから来ています。

90年代初頭に制定されたオープンソースの4つの自由は、基本的に以下の通りです。

  1. 目的を問わず、プログラムを実行する自由
  2. プログラムがどのように動作するかを研究し、必要に応じて改変する自由
  3. 他の人を助けられるよう、コピーを再配布する自由
  4. 改変版のコピーを配布し、その変更がコミュニティの利益になる機会を提供する自由

昨年か一昨年のあるとき、WordPress コミュニティで活動している Hugh Lashbrooke が、ケーキを例に挙げて4つの自由 についての素晴らしい投稿をしてくれました。とても素晴らしい説明を使った投稿なので、その記事へのリンクをこのポッドキャストのリファレンスのところに貼っておきます。この説明をするのはとても時間がかかりそうでした。でも、もしあなたが4つの自由の概念を理解するのに少し苦労しているのであれば、この投稿の説明は素晴らしいものだと思います。

このオープンソースの4つの自由が日常的にどれぐらい大切なのかを知るのは難しいですよね。つまり、実用的な観点から見ると、これが意味するのは、使いやすく、勉強しやすく、学びやすく、改変しやすく、共有しやすいソフトウェアのコピーを手に入れることができるということです。また、一度あなたの改変ソフトを他の人と共有すれば、その変更をより広いコミュニティに戻すことができるので、彼らもその変更の恩恵を受けることができます。その変更でソフトウェアが少しだけ改善していき、少しだけ機能的になってきたと実感しています。しかし、哲学的な観点から見れば、これはもっと多くのことを意味します。

オープンソースの自由は、人間の営み全般の規模で適用されれれば、または、そこまでではなくウェブに限定したとしても39%も適用されれば、この世界で何かやろうとするときに邪魔になる壁を取り除けます。オンライン上での場所を持つのにお金持ちである必要はありません。独自プラットフォームの抜け穴を見つけて、そのプラットフォームが利用規約を変更しないことを願う必要はありません。WordPress サイトで作成したコンテンツはすべて自分のものであり、必要に応じて新しいホストに移動したり、気分に合わせてテーマを変更したりする自由があります。

インターネットに接続している場所や、人生における苦難が問題にはならない場合、場所や言語、移動の手段に左右されることなく、ジャムや蜂蜜を売るための店を開いたり、特定のサービスを宣伝するためのサイトを開いたりすることができます。これによって、他の方法では本当に難しい、世代を超えた富の機会が開かれます。もしあなた自身はまだ準備ができていないとしても、安定した受動的所得や、素晴らしく鍛え抜かれた顧客獲得手段を持つことで、世界が本当に不安定な時代にでも安定性を獲得できるということには、少なくとも同意していただけると思います。

いつものように、何かわからないことがあったり、答えて欲しい質問があれば、聞かせてください。[email protected] までメールしてください。

お話は以上です。なぜオープンソースが私にとって日常的に大切なのか、そしてなぜオープンソースがあなたにとっても少しは大切であるはずなのか、また、言論の自由のように自由でありながらも無料のビールのように無料の意味も少しはあることをごく簡単に説明しました。

さて、コミュニティのハイライトの時間です。Twitter でクラウドソーシングすることでいくつかのコントリビューターの成功事例を集めました。このポッドキャストでは年間を通じてこれらの事例にハイライトを当てていきます。しかしその前に、本当に注目すべきだと思ったことを挙げておきたいと思います。

私は「この人は、私がWordPress に貢献する方法や、エコシステムとしての WordPress がどのように機能しているかを考えていたときの、相棒なりメンターなのだ」というような人たちの3分の1に注意を向けていました。このような人たちの約3分の1は女性でした。そして、彼女たちは女性というだけでなく、WordPress のリーダーシップを発揮していた女性です。そして、その中には現在もプロジェクトでリーダーシップを発揮している女性もいます。そのリストを踏まえると、WordPress でも、こういったサポート的な仕事をすることになる他のどこの場所でも、おそらく将来的にはリーダーシップを発揮することになる女性も見られます。これはかなり驚くべきことだと思います、というのは、技術の世界ではもちろん、よく知られているように多様性が欠けていることを耳にするからです。最近調べたわけではありませんが、長い間、テクノロジー分野で見られる女性の数はちょうど10%程度でした。ある時点では14%に増えていたと誰かが教えてくれました。

WordPress に参加して特定分野の専門家になったり、代表になったりしている女性の数は、その割合を遥かに上回っています。そして私たちは完璧ではありません。やらなければならないことはたくさんあります。そしてこんな私でも、どのように WordPress で活動するか、どのようにコミュニティで活動するか、そしてどのようにお互い一緒に活動するかについて (WordPress という)、私たちが持っているシステムに小さくわずかな変更を加えることができるのです。私は各チームの代表者にも同じことをするように頼みました。そうすることで、長期的には、より歓迎され開かれたコミュニティになり、女性が30%という現状を脱して男女半々という最高の割合にぴったりになるよう望ましく変わり続けると考えています。しかしながらご承知の通り、その話は何か別のポッドキャストでやることになりそうです。

Twitter でクラウドソーシングして集めた事例にコミュニティのハイライトを当てることを約束しました。今日ハイライトを当てたい事例は、Topher DeRosia からです。彼は HeroPress サイトを運営している人の一人で、こんな素敵な話をしてくれました。

「私が貢献者のプールの端っこに立っていたとき、 Siobhan McKeown に助けを求めましたが、彼女はとても親切にも私を #docs の世界に頭から飛び込むよう後押ししてくれました。これですべてが変わりました。」

私がこの話が大好きなのは、話に出てくる人たちはもちろん、とても刺激的な話だからです。私も WordPress に貢献し始めたとき、まったく同じように感じたものでした。プールの例えはまさにその通りです。

この話に続いて大きなことの小さなリストの話題に移ります。このポッドキャストの3つ目の話題です。

今週は私のリストにある4つのことを紹介します。1つ目は、WordCamp India です。3週連続で週末に開催された初のオンラインイベントがつい先日終了しました。その素晴らしいセッションのいくつかを wordpress.tv や YouTube チャンネルでチェックすることを忘れないでください。

2つ目は、WordPress 5.7 が3月9日にリリースされることです。恐らく私のせいでこれまで少し誤解されていたことについて、早めにはっきりさせておきたいと思います。WordPress 5.7では、コアにフルサイト編集機能のプロトタイプは含まれません。この機能は、引き続き Gutenberg プラグインに入ったままになります。しかし3つ目として、フルサイト編集は2021年中に WordPress に導入されます。そのため、いくつかのアップデートやステータス、デモが表示されるようになってくるでしょう。他の人が準備できるよう手助けするため、 wordpress.org/news に注目しておくか、Twitter でお気に入りのコミッターをフォローしておいてください。

これは、私の大きなことの小さなリストの4つ目につながります。現在私は、コミッターリストの整理をしているところです。こうすることで、新規または学んでいる途中の貢献者が、誰が活動中なのかを簡単に知ることができ、プロジェクトに参加するための道筋で助けてくれる人を見つけやすくなります。

 以上、「大きなことの小さなリスト」でした。WordPress Briefing をお聴きいただきありがとうございます。お相手は Josepha Haden Chomphosy でした。ではまた、2週間後にお会いしましょう。

WordPress 5.7 ベータ 2

以下は、Ebonie Butler が書いた WordPress.org 公式ブログの記事「WordPress 5.7 Beta 2」を訳したものです。

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.7 ベータ 2 をテストする準備が整いました ! 🗣

ベータバージョンはこのソフトウェアが未だ開発途上にあることを意味します。従って、このバージョンを本番運用中のサイトで利用することは推奨されません。テスト用の環境を設けてそこで試用することをお勧めします。

WordPress 5.7 ベータ 2 をテストする方法は二通りあります:

現時点で設定されている正式リリース日は3月9日です。正式リリースをできる限り問題の少ないものにできるよう、ぜひご協力をお願いします。

ベータ 2 の主な変更

ベータ 1 のリリース後、38件のバグ修正が行われました。いくつかの主要な変更を以下に整理します:

  • アクセシビリティと可読性の向上のため、イタリック体のテキストを削除 (#47326)
  • メディアモーダルを閉じる際に再生中のメディアを停止する (#48562)
  • Content-Security-Policy スクリプトローダーを追加 (#39941)
  • Twenty Twenty-One テーマのいくつかの修正 (#50454#52432#52433#52473#52477, #52374)
  • Gutenberg エディターで custom-spacing をサポートする (#51760)
  • 中〜大サイズのスクリーンにおけるメニュー UI の問題を解決 (#49576)
  • 管理画面 UI カラーパレット: すべてのインタラクティブ要素に適切なコントラスト比を持たせる (#52402)

ご協力ください

これからの数週間にわたって 5.7 関連の開発者ノートが Make WordPress Core ブログに掲載されますので目を通してください。

これまでのところ WordPress 5.7 で157件のチケットが貢献者のみなさんの協力により解決されました。これには68件の新機能と機能強化が含まれ、さらに多数のバグ修正が進行中です。

テストをしましょう !

バグのテストはベータステージにあるリリースを磨き上げる上で特に重要な意味を持つ貢献です。✨

バグを見つけたと思ったときはサポートフォーラムの Alpha/Beta エリアに投稿してお知らせください (日本語での投稿は開発版フォーラムまで) 。再現条件を含むバグ報告の作成に慣れている方は WordPress Trac までご報告ください。既知のバグのリストも Trac で確認できます。