BEAUTY / TRENDS
セルフネイル派のために、モードなネイルデザインを紹介する本連載。11回目は、NYと日本で活躍するモデルの鈴木亜美さんがオーダー。ネイリストのJUNKO SHIMBORIさんが提案してくれたのは、自然の美しさにインスピレーションを得た、 透け感に溢れるアートなデザイン。3Stepで簡単に再現できるから、ぜひおうち時間にトライしてみて。※前回は、輝きを楽しむトランスペアレントなネイルを由田静さんがオーダー!
Photo: Atsushi Yagi(Ami Suzuki)
〈左〉お気に入りの美術館での一枚。ベーシックなカーキ×ブラックの色使いが落ち着いた印象。 〈右〉マニッシュなセットアップでスタイリッシュに。「普段は無地のスーツのセットアップや白Tシャツなど、シンプルなものを着ることが多いですね」
スッと切長の目もとが印象的な、モデルの鈴木亜美さん。エキゾチックな魅力と抜群のスタイルを武器に、NYと日本を行き来しながら、コレクションや広告などで活躍中。プライベートではアートが好きで、オフの日には美術館に行くことが多いのだそう。「アンリ・マティスやルソー等の画家が好きで美術館を訪れることが多く、なかでも、DIC川村記念美術館や、NYにあるクロイスターズ美術館のような、広大な自然の中にポツンと佇んでいる場所が好きです」(鈴木さん)。そんな鈴木さんのお好みは、シックななかに少し遊び心のあるもの。「最近は春が近づくにつれ、深緑や黄色、白などに惹かれていますね。ぷっくりとツヤ感のあるテクスチャーが好きで、普段は爪が透けて見えるような淡いピンクをセルフで塗ることも。美術館のムードに合いつつ、シンプルなコーディネートのアクセントになるデザインだと嬉しいです」(鈴木さん)。
今回、ネイリストのJUNKO SHIMBORIさんが、彼女のためにデザインしたネイルがこちら。「ナチュラルでありながら、芯の強さを感じさせる人柄が印象的。彼女のパワーの源である、アートや自然の豊かさを表現するため、曲線のみで作る有機的なデザインにしてみました。画家のクリムトが好きだと伺ったので、『生命の木』という作品にもインスピレーションを得ながら、“木漏れ日”のように光が透けるクリアベースをポイントに。全体のカラーはホワイトでシンプルにまとめつつ、“クリムト風”のゴールドパーツをアクセントとして置いています。金箔が散ったり固まったりして、自然に生み出される形のランダム感もポイントですね」(JUNKO SHIMBORIさん)。ナチュラルなムードにあうよう、オーバルシェイプを採用。シンプルな2色使いながら、繊細な感性が光るデザインが完成した。
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〈左上から時計回りに〉丸い曲線のデザインをテクニック要らずで。今回はホワイトを使用。マスキング丸シール φ16mm シャッフルアイスクリーム ¥400/ニトムズ 鈴木さんらしい自然派のポリッシュをセレクト。植物由来原料84%、ヴィーガン&クルエルティフリーで、塗りやすいブラシも優秀。ナチュラル ネイルカラー ミルキーホワイト31060 ¥2,700/マニキュリスト クリアベースに大小のゴールドグリッターがぎゅっと凝縮。ネイルホリック パーティーフレーク GD027 ¥360/コーセーコスメニエンス 5種の箔がセットに。今回はベーシックな金箔を使用。箔娯楽 箔いろいろ・5個セット ¥2,000/箔座
問い合わせ先/コーセーコスメニエンス 0120-763-328
ニトムズ 0570-05-2106
箔座 0120-893-505
マニキュリスト 075-223-0567
Nail Artist Profile
JUNKO SHIMBORI
マニキュアリスト。広告や雑誌、ショーなどで幅広く活躍。モードでエッジィなデザインを得意とし、ネイルポリッシュの可能性を追求している。www.junkoshimbori.com
Nail Art Photos: Daigo Nagao Editor: Kiriko Sano